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再び龍馬ブームの予感、歴史の陰の苦悩、汗や血を流した偉人たち [世相雑感]

薩長同盟.jpg

新発見という歴史の舞台を京都の街に訪ねた。
各所旧跡から少し離れたありふれた住宅地。
幕末の1866年に薩長同盟が結ばれた邸宅跡だと、市井の歴史研究家が文献で突き止めた。
ここで時代が動いたのかと感慨に浸る。

西郷隆盛と桂小五郎。
犬猿の仲だった薩長の両雄を取り持ち、盟約へ導いたのが坂本龍馬だ。
きょうは旧暦でいう命日になる。
維新を前に命を落として150年の来年に向け、博物館で大々的な回顧展が始まっている。

日本を今一度せんたくいたし・・・。
有名な言葉を残す手紙もさることながら、古里土佐のめいに宛てたものが目を引く。
あばた面をからかった上に「おまえは性格が悪いから男が逃げ出す」と悪口のオンパレードである。

ドラマに出てくるフェミニスト龍馬と逆の手紙には理由がある。
まさに薩長が手を結ぶ前夜に書かれ、進まぬ交渉のストレスを身内にぶつけた節があるらしい。
今の感覚なら理解し難いが、これも等身大の悩める姿が。

再びの龍馬ブームは目前にある。
おなじみの英雄たちの定番の物語だけで激動の時代は語りきれまい。
歴史の陰の苦悩、汗や血を流した名もなき人たち。
突き止めて光を当てたいものは尽きない。




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