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「カープファンでよかった!」「広島県人でよかった!」感動の1日でした。 [スポーツ]

黒田胴上げ.jpg

本当にカープでよかった・・・。
引退会見での言葉に、ファンはじんときたに違いない。
20年にわたるプロ野球人生を広島で歩みだし、海を渡るも、戻って燃え尽きた黒田博樹投手である。
背番号15はとうとう見納めとなった。

紅葉より早く広島市の平和大通りが赤く染まった。
初優勝以来、41年ぶりの優勝パレードに31万3千人が集まった。
広島地区でテレビ全局そろい踏みの中継に見入った人も多いだろう。
遠い空から、という人もきっと。

きのうの朝刊に並んだ大勢の顔写真は、広島東洋カープを愛し、優勝を待ち望んだ人たち。
残念ながら25年ぶりの胴上げを見ることなく旅立った。
「あなたに見せたかった」との遺族の募る思いが伝わってきた。

パレード後、マツダスタジアムでの優勝報告会にも、遺影を胸に抱いている人たちの姿が目立った。
「カープファンでよかった」。
亡き人に語り掛けて、誓い合ったことだろう。
これからもずっと一緒に応援しようと。

「世界一のファンの前でユニホームを脱げる」。
黒田投手は感謝して胴上げされた。
永久欠番となる背番号と同じ15回、宙を舞うと、涙を流した。
その姿を遺影のまなざしは温かく見守るようだった。




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