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国家は国民の意思で動く、修正しながら正義に向かう [世相雑感]

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米大統領選から一夜明けたきのうも「トランプ・ショック」は収まらない。
前日に千円近く下がった株価が、今度はまた千円上がる。
多くの人やメディアが読み違えていたようだ。

格差の広がる米社会で、取り残された人々の怒りはどれだけ大きいのか。
米国で今年6月に出版され、静かなベストセラーとなった「ヒルビリー・エレジー」は、白人労働者階級のエレジー(悲哀)を鮮やかに描く。

米国在住のエッセイスト渡辺由佳里さんが、自身のサイトで本を紹介している。
著者の古里は、オハイオ州の寂れた鉄鋼の町。
貧困や暴力、薬物にまみれて育った半生をつづる。
隣人である「ヒルビリー(田舎で暮らす人の蔑称)」は、そこから抜け出すすべを知らない。

渡辺さんは、「トランプ氏の支持者とまったく同じ人々」とみる。
悪いのは君たちじゃない・・・。
自分たちをばかにせず、味方になってくれる人を待っていたことを誰も読めなかったのか。

日本の政府も与党も、上に同じだろう。
きのう衆院本会議で環太平洋連携協定(TPP)承認案などを可決したものの、肝心のトランプ氏はTPPに大反対。
新たな流れに取り残されそうだ。
間の悪いことといったら。




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タグ:揺れる米国
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