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独自文化で開花する、日本流アレンジのハロウィーン [世相雑感]

ハロウィーン.png

秋の味覚の一つにカボチャがある。
炊いてもスープにしても、身が温まる。
米足らずで粥に切りこむ南瓜かな(森鴎外)。
字の通りカンボジアから南蛮渡来した瓜とされ、「かんぼぢゃ」が転じて名がついたともいう。

くりぬいたカボチャに火をともす風習は、古代ケルトの祭りが移り変わってきたらしい。
もとの収穫祭から転じ、日本では今や仮装大会のよう。
東京のイベントには小池百合子知事が「リボンの騎士」に扮して現れた。

衣装はもちろん、どんちゃん騒ぎのパーティーに金をかける。
市場規模はバレンタインデーを超えたという。
風物詩と認められたか、新しい歳時記を操ると項目に登場していた。
面取ればただの男よハロウィーン(あべふみ江)

子ども主役の本場米国に比べ、日本では幅広い世代が楽しむお祭りになったといえる。
コスプレの勇気がなくて言うわけではないが年々、羽目を外す度合いが増すように映る。
眉をひそめる向きがあるかもしれない。

人はなぜ仮装したがるか。
識者の見方が本紙に載っていた。
職場や家庭で抱く息苦しさから、非日常への「変身願望」が募ったというものだ。
カボチャが馬車に変わる物語のように、であろうか。





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