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イチロー日米通算最多4257安打達成、歴代1位ローズ抜く [世相雑感]

 イチロー.jpg

グッドネーミングである。
不思議なほど軽々ヒットを打つので、ウィザード(魔法使い)。
海を渡った15年前、そうあだ名されたイチロー選手は魔法の杖を振るい続ける。
積み重ねた安打は日米通算で最多という快挙に。

ファンタジーでは描かれないが、球界の魔法使いは用がなくとも「杖」を大切に扱う。
特注のバットケースに入れ、温度湿度管理も抜かりなく。
本場のファンも感心する。
ギターを肌身離さないロックスターのようだ、と。

打者のスランプを「バットが湿る」と表現するが、一級品の打者はわずかな変化も感じ取るという。
カープで活躍した前田智徳さんもお気に入りの数本はビニール袋で保管した。
サムライと呼ばれただけに刀のさやといえよう。

2学年上の前田さんを、若き日のイチロー選手は「憧れの人」と呼んだ。
重なって見えるのはバットに耳を当て、コツコツと手ではじくしぐさ。
木の状態を確かめるらしい。
まるで職人が目利きする姿のようで奥深い。

野球に限るまい。
何事も道具を大事にするのは上達の秘訣だろう。
2人の「レジェンド」を見習いたい。
50歳まで現役続行を目指すイチロー選手は今後も、どんな魔法を見せてくれるのだろうか。


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役職の引き際の美しさも美学、舛添要一東京都知事様 [世相雑感]

舛添要一辞職.jpg

美とは何か。
公務と称し、美術館巡りを重ねた人なら審美眼を備えていると思ったが、見当違いだった。
政治資金を問われた東京都の舛添要一知事である。
きのう辞職を申し出たが、引き際に美は見当たらなかった。

美しい字が書けるからと中国でシルク服を買い、公用車で家族と演奏会や野球観戦へ。
追及されても同じ説明と謝罪を繰り返し、職にしがみついた。
だが最大の支えだった知事与党も含む不信任の動きで進退窮まった。

都民の感情とのずれに気付くことはなかった。
リオで東京が笑いものにならぬため、国益や東京の名誉を守るため・・・。
前夜はそんな理屈でリオ五輪までの延命を都議会に懇願した。
涙ながらだったというが往生際が悪い。

前知事に続き、首都のトップがまたしても政治とカネの問題で職を追われた。
止めると言っても、数々の疑惑をうやむやにしてもらっては困る。
最後に洗いざらい語り、真実を明らかにしてこそ、有終の美というもの。

後継を決める費用は50億円近い。
「人を挙ぐるには、すべからく、退くことを好むものを挙ぐるべし」。
理想的なリーダーの姿を語った格言が川北義則著「引き際の美学」にあった。
覚えておこう。


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「人間は、いったい何をしているのか」二度と同じ過ちを起こすなかれ [世相雑感]

 長崎原爆被害者.png

選挙さなかに凶弾に倒れた前長崎市長の伊藤一長さんも泉下で驚き、そして思い出しているかもしれない。
1995年にオランダ・ハーグの国際司法裁判所で自身が証言した日のことを。

「この子供たちに何の罪があるのでしょうか」。
そう訴えながら掲げたのは黒焦げになった少年の写真。
裁判官は息をのみ、すすり泣いた。
核兵器の使用は「一般的に違法」とする勧告を導いた写真の少年の身元が、まさか今になってわかるとは。

当時13歳、旧制中学1年生だった谷崎昭治さんの可能性が高いという。
「兄に似ている」と申し出たのは妹2人。
昨年夏、長崎の原爆写真展を訪れ、大きく引き伸ばされた写真を間近で見て初めて気づいた。
「あっ、治(じっ)ちゃんだ」。

70年の歳月を経てもなお、ともに遊んだ頃の呼び名が口をつく。
そんな妹たちは、法医学の専門家の鑑定結果が分かる前から、心に決めていたという。
兄だと信じようね、と。
今までずっと、探し続けてきたのだから。

一枚の写真がもたらす力の大きさと、積み重なった悲しみを思う。
伊藤さんが亡くなる前年の8月9日に読み上げた長崎平和宣言が胸にこだまする。
「人間は、いったい何をしているのか」


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米国銃乱射テロ49人死亡、史上最悪の銃犯罪起きる [事件事故]

銃乱射テロ.png

高級スーツに葉巻やステッキ、シルクハットまで・・・。
おしゃれに決めて街を練り歩く男たちが、ダイヤモンドの産地で名高いアフリカのコンゴ共和国にいるそうだ。
優雅な紳士を意味する「サブール」。

ダヤでもうけた金持ち集団と思いきやごく普通の人たちが、時に給料の数か月分をファッションにつぎ込むというから驚く。
お互いに服を貸し借りして、週末ごとにナイトクラブで披露し合うのがトレンドだという。

フランス領を経た内戦の歴史とも関係がある。
民族間の銃撃戦や略奪行為は凄惨(せいさん)を極めた。
武器をなくし、エレガントな生き方を目指そう。
それが平和を呼び込む力になる・・・。
そんな考えが源流になって運動が広がる。

「銃をなくそう」というアフリカ発の声が、こちらの国にどう響くだろう。
米国史上最悪の銃乱射事件の舞台もナイトクラブだった。
何時間にも及んだという銃撃の死傷者数は100人を超すというから胸がつぶれる。

なくす以前に、規制すら進まない大国の大義名分が「武器を持つ権利」である。
だが、未来ある若者たちの生きる権利を奪っていいのか。
「少しもエレガントじゃない」。
コンゴの紳士から嘆きの声が上がるに違いない。


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史上最悪の大統領誕生の不気味、米国大統領選の行方に懸念 [世相雑感]

史上最悪の大統領候補.jpg

善しあしの程度について、英語で使う比較級や最上級の代わりに日本語では、しゃれが飛ぶ。
例えば新聞記者の場合、新米時代の汽車(記者)以前は「トロッコ」、原稿が板につきだすと「かまぼこ」と呼ばれるそうだ。

米大統領選を戦う民主、共和両陣営には、最上級のありがたくない折り紙が付きまとっている。
「史上最悪の候補者」というのだ。
現地マスコミの論評には「どっちもどっち」「嫌われ者同士」といった見出しが躍る。

一騎打ちがほぼ決まった民主党のヒラリー・クリントン氏と共和党のヂナルド・トランプ氏の2人である。
世論調査では支持率の動向もさることながら、不人気の行方に注目が集まる。

互いにアキレス腱を抱える。
大統領夫人から上院議員、国務長官と長い出世街道は「クリントン疲れ」の新語も生んだ。
トランプ氏の暴言はとどまることを知らない。
世論調査では過半数が好感を持てないと答える。
2人の嫌われようは尋常ではない。

相手をこき下ろすCMや演説のボルテージが上がり出した。
加熱を気にしてか、オバマ大統領はテレビを見ないようにしていると先日明かしていた。
すく(救)いようのない「メダカ」選挙となりませんように。


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地元福山が舞台「探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海」あらためて地元を見直す [世相雑感]

探偵ミタライ.jpg

若き日のシャーロックホームズがワトソン博士と初めて会うのは「緋色(ひいろ)の研究」の中だ。
復員間もない軍医だった生涯の相棒。
風貌や身のこなしからどの戦地にいたか即座に言い当てた。

名探偵のずばぬけた観察眼を印象付ける場面である。
朝ドラの笑顔でお茶の間におなじみの玉木宏さん演じる、映画初登場のキャラクターはどうだろう。
脳科学者の御手洗潔。
ホームズばりの変人だが「IQ300以上」の知能でクールに謎を解く。

福山市出身の島田荘司さんが生みの親。
公開中の「探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海」は映画化を念頭に古里や瀬戸内海を舞台にしたミステリーが原作だ。
鞆の浦や福山城、駅など市民おなじみの景色がスクリーンに躍る。

600人の市民エキストラも盛り上げている。
「映画のまち」といえば尾道が思い浮かぶが、最近は福山も健闘する。
アニメあり、ハリウッドの大作あり・・・。
自分たちのまちに関心を寄せるきっかけにもなっていよう。

「ミステリーの面白さは驚きや新鮮さ」という島田さんは、まちずくりも同じだとインタビューで答えている。
見逃してしまいがちな地域の魅力を、スクリーンの中から探偵のように探りたい。


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コンビニの利便に潜む大金融犯罪、わずか2時間で18億円の被害 [世相雑感]

セブン銀行ATM詐欺.jpg

客の立場で考える・・・。
セブン・イレブンの生みの親、鈴木敏文さんが変わらずに貫いた視点だ。
「近所のコンビニで夜でも日曜でもお金が下ろせたら便利だろう」とATM導入に踏み切った。
今から15年前のことだ。

自前の銀行でやろうとしたから猛反対を受けた。
コストが見合わず失敗すると。
ATMの機能を絞って装置の費用を4分の1に抑えた。
店でお金を下ろすニーズをつかむ。
コンビニのATMは今ではあたりまえの風景に。

その便利さの盲点をつかれたか。
全国のコンビニなどのATMから18億円以上の現金が偽造カードによって引き出される事件が起きた。
どうも海外の銀行が発行したクレジットカード情報が悪用されたらしい。

標的になったATMは約1700台。
客の少ない日曜日の朝を狙い、100人以上が上限10万円の取引を1万8千回以上繰り返したことになる。
わずか2時間余りの大胆な手口は大きな組織が関与したと考えるしかない。

くしくも鈴木さんが経営の一線から退いた途端のことだ。
訪日する外国人のATM利用者はさらに増えよう。
利便性とセキュリティーの兼ね合いは悩ましい。

生みの親として、いい知恵は出せないものか。


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新元素ニホンニウムに命名案公表、周期表113番に元素記号Nhで [世相雑感]

新元素ニホニウム.jpg

「人生いろいろ」という歌謡曲があるように、元素もいろいろ。
原子番号92番のウランまでは自然界で見つかり、以降は人の手で編み出された。
大国が威信をかけた時代は、庶民になじみのない元素でも、命名でこじれたことがよくあった。

ラザホージウムは米ソが33年間も争う。
旧ソ連の追試が不十分だったため、英国の学者ラザフォードにちなんだ今の名に軍配が。
ドブニウムも米ソがめいめい主張したが、こちらは研究所のあったロシアの町ドブナに由来する名に改めて決着した。

日本の理研チームも新元素113番では米ロと競ったが、やっと軍配が上がった。
ニホンニウムという案が公表され、異論がなければ周期表の一角に刻まれる。

初めての「日本生まれ」とわかる元素名にしたい、というのがチーム側の意向だという。
ニッポンニウムでもよさそうなものだが、使えない。
100年余り前、日本人学者が別の元素にその名を付けながら追試で確かめられず、幻に終わったからだ。

新元素が直ちに何かの役に立つわけではない。
もう一度チャンスがあるかも分からぬ。
ともあれ、ニッポンニウムからニホンニウムに連なる「人生いろいろ」に思いをはせて朗報を聞く。


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草食系男子からアモーレ系系男子に、イタリアの風よ日本に届け [スポーツ]

アモーレ系男子.jpg

しばらく、流行しそうだ。
イタリア語のアモーレ(愛する人)。
かの国のプロリーグで活躍するサッカー日本代表の長友佑都選手が先日、うわさの女性を「僕のアモーレです」。

カップルの爽やかさも相まってテレビや雑誌も早速飛びつく。
サッカーならぬ野球で本塁打を打って「満員のファンは僕のアモーレ」と語った選手がいた。
ただ聞いてもピンとこない人もいよう。
まず本場の使い方を・・・。

あちらに拠点を置く漫画家ヤマザキマリさんの作品「モーレツ!イタリア家族」にも頻繁に登場する。
人生で最も多く使う言葉の一つらしい。
家族間はもとよりペットにも。
心から伝えたい気持ちがあればはっきり口に出すのがイタリア流だという。

人間関係がスムーズになるならアテン系の情熱に日本人も学びたい。
「草食系男子」が世に広まり10年、及び腰な恋愛を指す流行語がいつしか振る舞い全般に。
そろそろ攻守切り替えか。

こちらも、はやるかも。
熱愛の相手から「ティアモ(あなたを愛しています」と引き出した長友選手は、試合では絶妙のパスを出す。
さて、アモーレ系男子は若い世代の空気を変えるだろうか。
チャンスボールが目の前にある。


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不快前線北上中、舛添都知事の疑惑釈明に疑義あり [世相雑感]

舛添知事会見.jpg

しばらくはどんよりと曇った空が続きそう。
中国地方も先週末、梅雨入りした。
何か浮かない気分を吹き飛ばすための道具かもしれない。
デパートの傘売り場は、色とりどりの花が咲いたよう。

今年の流行は「透明傘」とか。
コンビニのシンプルものとは少し違う。
透明のビニールを水玉や花柄でおしゃれに彩る。
モダンなうえに、薄暗い雨の日の視界良好も人気の理由らしい。
すっきりしない気分を変える道具が政治の世界にあれば。

もやもやが晴れた人がいるかどうか。
家族との旅行の宿泊費や飲食費、多数の美術品の買い物・・・。
政治資金の使い道について、公私混同がはっきりした。

「第三者の厳しい目」はさすがに受け入れたようだ。
本人は「違法ではないが不適切」な支出にようやく非を認めた。
なのに「生まれ変わった気持ちで」とあっさり続投を口にした。
そんな晴れやかな表現をされても・・・。

このまま雲の中に逃げ切れると本心から思っているのか。
知事としての資質を問う厳しい質問を受けると「イエスかノーかで答えられない」と表情は硬かった。
政治の世界の梅雨が明けるのはいったい、いつのことやら。


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