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消費増税先送りの名言(迷言)か、「約束とは異なる新しい判断」だと [世相雑感]

消費増税延期.png

文庫になったばかりの「現代語裏辞典」をめくると、作家筒井康隆さんらしく毒を含んだ解釈が並ぶ。
【公約】を引くとこうある。
「果たさずとも罪に問われない約束」。

首相の会見を筒井さんはどう聞いただろう。
リーマン・ショックも大地震も起きていないのに、約束した消費増税をさらに2年半延期するという。
それを「約束とは異なる新しい判断」と語って、国民をけむに巻いた。

今年の流行語大賞の候補になるのではと、早くもちまたで話題に上がっている。
ただ使い方には幅がありそうだ。
約束を堂々と破る言い回しなのか、あるいは柔軟で前向きな方針転換を伝える言葉なのか。

たまたま、同じ日になった。
舛添都知事は四面楚歌の議会で、自らの疑惑の釈明に合わせて「航空機のファーストクラス、宿泊施設のスイートルームは使用しないこととします」と。
これもまた新しい判断なのか。

このまま言葉が独り歩きして、前言の撤回や問題先送りの決まり文句として定着しなければいいのだけれど。
例の辞典には、こんな解釈も載っていた。
【先送り】楽観的に、時間が経てばもっといい案が出るか、状況が変わると思っているが、どちらでもない。


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年ごとにクルクル変わる就活模様、揺らぐ経済を反映してるのか [世相雑感]

2016就活状況.png

朝、路面電車の座席で舟をこぐ会社員の姿がこのところ目立つ。
なでるように吹く、絶妙な冷房が眠気を誘うのだろう。
「早くああいう身になりたい・・・」。
就職活動にいそしむ学生には、うらやましく映るかもしれない。

就職の選考活動がきのう、全国の主だった企業で解禁された。
昨年より2ヶ月繰り上げた経団連のルール。
水面下で争奪戦が進み、既にヤマ場との見方もある。
企業の不祥事が相次ぐ今、筋を通す「石部金吉」君がもてはやされてしかるべきなのに。

アベノミクス元年だった3年前は買い手市場で、学生の立場は弱かった。
東京のコンサルタント会社が当時募集した就活川柳にある。
<就職難国民の義務果たせない>。
勤労と納税の機会をどうして与えてくれないのか、と。

打って変わって、昨年は売り手市場に。
学生らに振り回された採用担当者の川柳が読ませる。
<学生を選ぶつもりが選ばれて><夏迎え蝉よりうるさい辞退コール>。
さて今年はどうか。

ただ、日本経済は五里霧中らしい。
失速の恐れを口実に、安倍晋三首相が財政再建に欠かせぬ消費税を先送りした。
選挙前に、増税で「寝た子を起こす」のは得策でない・・・が本音なのでは。


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