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おにぎりの早食い競争で事故、地域イベントの盛り上げに水 [事件事故]

おにぎり早食い競争.png

骨休めの一日になったろうか。
きのう勤労感謝の日であった。
自分をいたわろうと、ごちそうを食べた人もいるかもしれない。
元は収穫に感謝した新嘗祭の日である。
各地の食のイベントにも舌鼓が響いただろう。

新米のおいしい季節がやってきた。
手のひらに塩をひとつまみ振って、ぎゅっ、ぎゅと握るだけで立派な一品が出来上がる。
頬張ると、母の面影をはじめ、遠い日の思い出が巡ってきはしないか。
幸せな食べ物である。

地元で取れた近江牛を、滋賀県のJAがPRする催しだったようだ。
おにぎりの早食い競争で、5個目を口にした28歳の男性が喉に詰まらせて、亡くなった。
地域イベントを盛り上げようと頑張ったのだろうに、何とも悲しい事故である。

何年か前からフードファイターという言葉を耳にする。
直訳すれば「食の闘士」か。
大食い、早食い競技に挑む人を指す。
テレビの番組で人気を呼び、ブームにもなった。
米国ではスポーツとして扱われもするらしい。

一種の食の探求とでも言うのだろうか。
だが飽食は世界の隅々に行き渡ってはいない。
きのう飢えで何人が死んだろう。
きょうは幾人か。
恵みは常ならぬと知って、しっかりかみしめたい。




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問題は横浜だけか?教育現場の根幹が狂ってる [事件事故]

横浜いじめ.png

悪意の込められた言葉は、「言刃」と言い表せよう。
福島から来たというだけで「ばい菌」扱いされ、「ほうしゃのうだとおもってつらかった」と。
どれほど心を切り裂かれ、傷ついたのだろうか。

原発事故で故郷を離れ、横浜市に自主避難した少年の手記を読んで、言葉を失った。
小学2年生で転校した直後から殴られたり蹴られたり、冷酷ないじめが続く。
「賠償金があるだろう」と言われ、遊興費もせびられた。

救いを求めても、「せんせいに言(お)うとするとむしされていた」。
異郷の地で学校にも先生にも相手にされぬ絶望感はいかほどだったろうか。
中学生になった現在も学校に通えていないという。
金銭の授受を早くに把握しながら放置した学校の「罪」は重い。

「放射能はばい菌のようなもの」「被災者はたくさん賠償金をもらっている」ー。
いわれのない誤解や偏見がいじめにつながったのではないか。
「福島の人はいじめられるとおもった」との言葉にやりきれなさが募る。

「しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」。
強い心を持っていてくれた、この少年の言葉に救われる。
同じように子どもを傷つけることがあってはならぬ。




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超スピード復旧は炭鉱で培った技術、博多駅前大陥没事故 [事件事故]

博多駅前大陥没.jpg

道路が地中へ陥没したショッキングな事故から1週間。
JR博多駅前の通りに開いた大きな穴が早くも埋まった。
復旧には何ヶ月要するかと思いきや、きのうから現場の上を車や人が何事もなかったかのように行き交う。

「一分一秒でも早く」。
福岡市長のげきに、工事を担うゼネコンなども汚名返上をと急いだのだろう。
固まりやすい特殊な土を流し込む工法が奏功した。
夜を徹しての「復旧力」には、ネット上で海外から称賛の声も。

スピード完了の裏に地の利がある。
炭鉱の多い福岡は「穴」へのノウハウを培ってきた地だ。
復旧に携わった地元の業者は、何度も炭鉱の地表崩落で同じ土を提供してきたという。
現場の状況もそっくりだったらしい。

とはいえ一件落着ではない。
道路陥没は毎年、全国で4千件起きる。
下水道管の老朽化に加え、都会では地下鉄が地盤を緩ませ、空洞を生む。
穴のリスクは至る所に潜んでいる。
そこに大地震でも起きればどうなろう。

「元の地盤より30倍強い」と市長は自賛したが、責任論も含めて施工業者との原因究明はこれからだ。
足元埋まればもろさ忘れる、では困る。
ぽっかり開いた地下空間への不安は、穴埋めできるか。




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木製オビジェで命を奪われる、想定外か一瞬で燃えることは [事件事故]

 オブジェ燃える.png

せき払いする人がちまたで目立つ。
<さいちがごほうぎのかぜをひいた/ねんぶつのせきがでるでる>。
仏法の教えに触れたら、せきをするように念仏が自然に口をつくものだ・・・。
幕末の石見国に生まれたげた職人、浅原才市の詩である。

翁は晩年、かんなくずに字を書き付けた。
大工の父親を持つ作家水上勉はこの話に感じ入り、桐からシュルシュル削り出させれる美しさが創作の源では、と想像した。
そういう自分は、かんなくずの海で泳ぐまねをしたと懐かしむ。

5歳の佐伯健仁ちゃんも、木のオブジェで無邪気に遊んでいたのだろう。
その日常が暗転した東京・明治神宮外苑の惨事。
助け出そうとしたが、火の回りはあまりにも早くて。

火元はオブジェに絡めた「木くず」らしい。
アートに生かした発想は悪くないにせよ、恐らくは紙のように薄い木片の山である。
近くで白熱電球を照らせばどうなるか、製作した工業大生なら知っていておかしくないと思うのだが。

健仁ちゃんは、分からないことをほかの子に教える優しい子だったという。
木くずの遊びを見つけて一瞬、喜んだかもしれない。
残された家族の、命を削られるような苦悩の日々を思うと言葉もない。




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障害者なんていなくなればいい、と考える心の闇の不気味 [事件事故]

相模原事件.png

子供の読書感想文の課題図書に、大人にも読まれている本がある。
世界で300万部のベストセラーとなった「ワンダー」。
主人公の男の子、オーガストは10歳。
顔に重い障害があり「きみがどう想像したって、きっとそれよりひどい」と語る。

彼が初めて学校に通う1年を、物語は描く。
じろじろ見られ、避けられ、変なあだ名も付けられるが、少しずつ友情の輪が広がっていく。
もちろん彼の顔は変わらない。
変わったのは、周りの子供たちの受け止めだ。

同じ風景でも、その人の価値観によって見え方は変わる。
相模原市障害者施設で19人が殺害された事件から、あすで1ヶ月になる。
容疑者が「障害者なんていなくなればいい」となぜ考えたのか、いまだ闇の中にある。

その暴論に、全国の障害者や家族から抗議の声がやまない。
危機感さえ伝わってくる。
私たちの社会が効率や生産性を追うあまり、強者優先の風潮がはびこっているとすれば、恐ろしい。

物語の終わりに、オーガストはつぶやく。
「ぼくにとって、ぼくはただのぼく。ふつうの子供」。
誰かを普通じゃないと決めつけていないか。
課題を突き付けられているのは大人を含めた社会の側だ。





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子宮頸がんワクチン副作用提訴、頻発する医療過誤問題と対策 [事件事故]

医療過誤.jpg

「手遅れ医者」という落語がある。
患者を診るや否や「あーこれはだめだ」とつぶやく医者が江戸にいたという。
もし、治療に失敗しても文句は言われないし、もし治ったら「名医」との評判が立つと踏んでのことだ。

言われた側はたまったものではない。
「手遅れ」とわが身の告げられたと想像すると身震いする。
保身のためのうそも、絶望をもたらす医療も許されないことは昔も今も決して変わるまい。

東京の大学病院で起きた問題はどうなのだろう。
40代の女性が通常の16倍もの薬を投与されて亡くなった。
前身の皮膚がただれ、はがれ落ちる副作用もあったという。
治ると信じたはずの患者の無念は、いかばかりか。

病院は体質の問題だと伝えたらしいが、遺族には言い訳にしか聞こえまい。
同じ病院でその半年前、子供に使ってはならない「禁忌」の薬を投与して2歳児が命を落としたばかりだ。
何より真相の解明が待たれよう。

きのう集団訴訟が起きた子宮頸がんワクチン。
副作用の原因について専門家でも見解が分かれる。
ただ「元の身体に戻してください」という原告の少女らの訴えは痛切だ。
国も製薬会社も患者に誠実に向き合う医術の基本に立ってほしい。


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障害者施設19人殺害、26歳元職員の計画殺人「平成以降の最多死傷者数」 [事件事故]

障害者施設襲撃.jpg

広島県内は、ゆうべは宵越しで熱帯夜となった。
夜明け前に目覚め、枕元のラジオをつけると、安らかな臨終を支える女性の語りが聞こえてきた。
出雲市出身の柴田久美子さん。
山陰から岡山に拠点を移したらしい。

無私無欲を貫いたマザー・テレサの姿をつえとして、みとりの活動に打ち込もうとする柴田さんの言葉が耳に残った。
だが番組が終わるやいなや、その余韻を台無しにするニュースが飛び込んでくる。
神奈川県で起きた障害者施設への襲撃事件である。

明け方、死傷者はとんでもない数になっていた。
非業の最期と名状するには、あまりにもむごたらしい。
返り血を浴びながら、何の罪もない「弱者」相手に、人はあれほど残酷非道になれるものなのか。

衆議院議長に宛てた容疑者の手紙がまた、おぞましい。
今度の凶行を予告し、「抹殺」や「作戦」と正当化している。
それどころか心神喪失で無罪となり、事件後には改名する身勝手な「計画」まで書き込むとは信じがたい。

惨劇に見舞われた居住棟には、名前が付けられていた。
のぞみ、ゆめ、いぶき、みのり・・・。
おだやかで、前向きな一語に込められたはずの、被害者の前途がへし折られたと思うと、やるせない。


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米国銃乱射テロ49人死亡、史上最悪の銃犯罪起きる [事件事故]

銃乱射テロ.png

高級スーツに葉巻やステッキ、シルクハットまで・・・。
おしゃれに決めて街を練り歩く男たちが、ダイヤモンドの産地で名高いアフリカのコンゴ共和国にいるそうだ。
優雅な紳士を意味する「サブール」。

ダヤでもうけた金持ち集団と思いきやごく普通の人たちが、時に給料の数か月分をファッションにつぎ込むというから驚く。
お互いに服を貸し借りして、週末ごとにナイトクラブで披露し合うのがトレンドだという。

フランス領を経た内戦の歴史とも関係がある。
民族間の銃撃戦や略奪行為は凄惨(せいさん)を極めた。
武器をなくし、エレガントな生き方を目指そう。
それが平和を呼び込む力になる・・・。
そんな考えが源流になって運動が広がる。

「銃をなくそう」というアフリカ発の声が、こちらの国にどう響くだろう。
米国史上最悪の銃乱射事件の舞台もナイトクラブだった。
何時間にも及んだという銃撃の死傷者数は100人を超すというから胸がつぶれる。

なくす以前に、規制すら進まない大国の大義名分が「武器を持つ権利」である。
だが、未来ある若者たちの生きる権利を奪っていいのか。
「少しもエレガントじゃない」。
コンゴの紳士から嘆きの声が上がるに違いない。


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エコノミー症候群で死者、窮屈な車中泊に限界サイン [事件事故]

エコノミー症候群.png

飛行機に長く乗るときは、景色は見えなくても通路側がお薦めらしい。
窓側は隣を気にして、トイレに立つのもおっくうになってしまう。
水分を控えて窮屈な席で体を縮めていると、怖いのがエコノミークラス症候群。

その名前がメディアに登場したのは2000年と、そう昔ではない。
脚の静脈にできた血の塊で血管が詰まり、死にも至る病だ。
ゆったりしたビジネスクラスや列車でもおこるために「旅行者血栓症」とも呼ばれる。
だが災害の現場では、ピンとこない。

「車中泊症候群」とでも名付け、もっと注意を促したらどうだろう。
熊本や大分の地震はいまだ収まらない。
車の中で夜を明かす避難者たちが次々と発症している。

だだっ広い駐車場に車がひしめく映像からは、言い知れぬ不安が伝わってくる。
避難書ではプライバシーが保てない。
それにもまして、建物の中にいること自体が恐ろしいのだろう。
だが、ついに亡くなる人まで出た。
忍び寄る病からどう逃れるか。

これからも疲れとストレスはたまるばかりだろう。
避難書であっても、同じ症状が心配される。
それならこう言った方が正確なのかもしれない。
「被災地症候群」。
防げる不幸は防がなくては・・・。




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熊本地震回数最多ペース、被害の拡大が止まらない [事件事故]

空撮阿蘇神社.png

上空からの映像に目を疑った。
無残にも倒れた重要文化財の巨大な楼門や拝殿。
昨年の九州旅行で足を運んだ阿蘇神社である。
伏流水の清らかな泉や願掛け石、縁結びのパワースポットとして人気らしく若い女性でにぎわっていた。

活気を取り戻しつつあった門前町の落胆はいかほどか。
名水に絶景、牧場に温泉と名所ぞろいの阿蘇地方が不意の震災で受けたダメージは深い。
特に住民が巻き込まれた南阿蘇村の土砂崩れのすさまじさは言葉もない。

むろん今は観光より人命であり、安全確保だろう。
復旧を果たし、にぎわう姿はまだ想像できない。
しかし前を向いてほしい。
12年前の新潟県中越地震からの復活劇を思い起こすからだ。

大規模な地滑りに立て続けに見舞われた山古志のことである。
全村避難の苦境を住民一丸で乗り越え、帰還を果たす。
棚田の風景に牧場、素朴なグルメに人情。
「ここの暮らしはいいね」と都会から人が詰めかけ、山村は前より活気が出たそうだ。

震源地や当時のままの民家など遺構を残し、復興の軌跡や災害への備えを学べる「中越メモリアル回廊」も整備されている。
その現状と、阿蘇の将来を重ね合わせるのは気が早いのかもしれないが。




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