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役職の引き際の美しさも美学、舛添要一東京都知事様 [世相雑感]

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舛添要一辞職.jpg

美とは何か。
公務と称し、美術館巡りを重ねた人なら審美眼を備えていると思ったが、見当違いだった。
政治資金を問われた東京都の舛添要一知事である。
きのう辞職を申し出たが、引き際に美は見当たらなかった。

美しい字が書けるからと中国でシルク服を買い、公用車で家族と演奏会や野球観戦へ。
追及されても同じ説明と謝罪を繰り返し、職にしがみついた。
だが最大の支えだった知事与党も含む不信任の動きで進退窮まった。

都民の感情とのずれに気付くことはなかった。
リオで東京が笑いものにならぬため、国益や東京の名誉を守るため・・・。
前夜はそんな理屈でリオ五輪までの延命を都議会に懇願した。
涙ながらだったというが往生際が悪い。

前知事に続き、首都のトップがまたしても政治とカネの問題で職を追われた。
止めると言っても、数々の疑惑をうやむやにしてもらっては困る。
最後に洗いざらい語り、真実を明らかにしてこそ、有終の美というもの。

後継を決める費用は50億円近い。
「人を挙ぐるには、すべからく、退くことを好むものを挙ぐるべし」。
理想的なリーダーの姿を語った格言が川北義則著「引き際の美学」にあった。
覚えておこう。


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