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消費増税先送りの名言(迷言)か、「約束とは異なる新しい判断」だと [世相雑感]

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消費増税延期.png

文庫になったばかりの「現代語裏辞典」をめくると、作家筒井康隆さんらしく毒を含んだ解釈が並ぶ。
【公約】を引くとこうある。
「果たさずとも罪に問われない約束」。

首相の会見を筒井さんはどう聞いただろう。
リーマン・ショックも大地震も起きていないのに、約束した消費増税をさらに2年半延期するという。
それを「約束とは異なる新しい判断」と語って、国民をけむに巻いた。

今年の流行語大賞の候補になるのではと、早くもちまたで話題に上がっている。
ただ使い方には幅がありそうだ。
約束を堂々と破る言い回しなのか、あるいは柔軟で前向きな方針転換を伝える言葉なのか。

たまたま、同じ日になった。
舛添都知事は四面楚歌の議会で、自らの疑惑の釈明に合わせて「航空機のファーストクラス、宿泊施設のスイートルームは使用しないこととします」と。
これもまた新しい判断なのか。

このまま言葉が独り歩きして、前言の撤回や問題先送りの決まり文句として定着しなければいいのだけれど。
例の辞典には、こんな解釈も載っていた。
【先送り】楽観的に、時間が経てばもっといい案が出るか、状況が変わると思っているが、どちらでもない。


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