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なでしこ澤に神が降臨、有終、花道でも存在感絶大 [スポーツ]

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皇后杯優勝.jpg

現役最終戦に神経を研ぎ澄ませたINAC神戸の澤が、ここ一番の勝負どころで真骨頂を発揮した。
一進一退で迎えた後半33分の右CK.
新潟守備陣の警戒をかいくぐり「無心だった」という高い打点のヘディングでネットを揺らした。

公式戦で5月24日のニュージランド戦以来となるゴールが、チームを日本一に導く決勝点となった。
試合前から「ゴールを取りに行きたい」と公言し、相手は厳しいマークを敷いてきた。
セットプレーのたびにゴール前に上がったが不発。
ただ、駆け引きの中で「背の高い選手がニア(近いサイド)を固めているのが分かった。いつも自分がニアに入るが、ファー(遠いサイド)に行かせてもらった」と勘を働かせた。

中盤の底で体を張り、前線には好パスを供給。
最後まで澤の存在感は絶大だった。
松田監督は「やはり苦しい時の澤。(引退で)われわれが失うものは本当に大きいと実感している」と複雑な思いを口にし、川澄は「教えてくれたことの全てが財産。ピッチで出し続けていくことが大事」と今後に目を向けた。

主将の大野とともに皇后杯を掲げると、チーム全員に満面の笑みが広がった。
「自分が決め手、みんなの笑顔が見たかったのでよかった」。
これ以上ない形で花道を飾ったベテランは、喜びをかみしめるように語った。

あらためて、チームメート勝負強さに脱帽!
現役最後の試合を自らのゴールで勝利に導いた澤の勝負強さには、チームメートも脱帽した。
鮫島は「本当に決めちゃうのか」と驚き、大野は「決めるべきところで決める。あらためて澤穂希のすごさを感じた」とうなった。
近賀は「女子サッカー界にとって大きな柱だった。大きなものを残してくれた」と感謝した。
なでしこジャパンでともにプレーした安藤梢(エッセン)も観戦。
「一つ一つのプレーを見届けようと思ってきた。誰よりも体を張って走る姿が澤さんらしかった」と話した。

日本女子代表監督の佐々木則夫は、「さすがだね、すごい幕切れと絶賛!みんなが期待している中で決めるからすごい。きょうのプレーも(若手には)勉強になったと思う。ご苦労さまでしたと言いたい」と締めくくった。


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