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背中に背負った人生の華が咲く、見事に咲かそうお互いに [スポーツ]

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澤穂希選手の背中.png

「背中を流す」と聞けば思い出がよぎる世代もあるだろう。
タオルの先に浮くしみに、親の老いがやけに身に沁みたり、親は親で、子の成長に相好を崩したり。
口ほどに物を言うのは目に限るまい。

サッカー女子の日本代表を世界一の座へと引き上げた澤穂希選手がユニホームを脱いだ。
プレーで引っ張るタイプらしい一言が忘れられない。
「苦しくなったら私の背中を見て」。
戦う姿勢をいつも忘れなかった。

現役最後の一戦で決勝点をものにしたのは「さすが」の一言に尽きる。
ドイツW杯の決勝で同じコーナーキックからシュートを決め、優勝をたぐり寄せた場面をほうふつさせた。
あいた「穴」の大きさにこの先、あらためて気付かされよう。

「なでしこ」の主将を引き継いだ、岡山湯郷の宮間あや選手は近頃、こんな心配を口にする。
女子サッカーをブームでなく、文化に持っていけるか・・・と。
澤さんの背負ってきた宿題も引き継ぐ心意気が何とも頼もしい。

聞き手に恵まれず、寂しがってる背中もあるだろう。
古里に戻り、手近な日帰り温泉や銭湯へと向かう家族は多いに違いない。
「背中でも流そうか」。
ひと声から、見えてくるものがきっとある。
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