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自筆遺言書の書式に緩和の動き、心情を有効に残せるか問われる [世相雑感]

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遺言を年頭に書き改める人の話を知って長い。
最近は見習おうかとも思うが、屠蘇など入るとつい失念してしまう。
さして残せる財産もないのだが。

社会派弁護士の木村晋介さんは年頭の遺言に「はまった」。
来し方を振り返るたびに、やり残したことが分かってくる。
安月給ゆえ、年の瀬でも女房に何も買ってやれない・・・。
そんな若き日まで思い出し、「感謝の言葉」が素直に出てきたという。

民法が定める自筆の遺言の書式を緩めるべく、法務省が検討を始めた。
思いを込めてしたためても、要件を満たさず日の目を見ない例が少なくないのだろう。

バッサリと赤い斜線が引かれた遺産相続の文面をめぐって争った裁判がある。
字は読めるので効力あり、と一、二審は認めたが、最高裁は無効とした。
亡き人の意志はバッサリにあると見たのだ。
百八十度違う判決とは、自筆も難しいものである。

木村さんは遺言をお題に講演をした折、「おやじに書かせる方法を教えて」と聞かれて参ったという。
あくまで自分の気持ちの整理のため、という意味の話だろうに、生きてる者同士でも真意は伝わりにくい。
当方も連れ合いに「あなたも書いたら」とは口に出せないでいる。
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