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ふるさと納税加熱に節度を、有効活用で両者にメリット [世相雑感]

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ふるさと納税.jpg

「税戻る素うどん二人分ばかり」。
昨日の新聞読者文芸欄にあった。
17音に込められた切ない嘆きにうなずき、苦笑する。
ままならぬ暮らしにため息ついたら、きょうも一日頑張ろう。

片や税を集める自治体側は気前がいい。
「ふるさと納税」へのお礼に贈る品である。
特産品が中心だが、豪華さを増している。
額に応じて和牛ステーキ、腕時計、パソコンまでご用意。
宅地の提供を計画した市もある。

もとは古里や支援したい自治体への寄付制度。
いつしか特典で「税」を釣る地域間競争に。
しかも贈った品々がネットオークションで売られるのはさすがに行き過ぎか。
商品券や家電は贈らないよう・・・。
国がとうとう要請した。

故郷や地域とつながりを持つ。
本来の趣旨にかなう「品」もある。
空き家や墓の掃除を代行するサービスがその一つ。
地元の施設に頼むため障害者や高齢者の就業促進にもなる。
こうしたアイデア競争なら歓迎したい。

広島県神石高原町が犬の殺処分ゼロを目指すNPO法人の支援を使い道に掲げたところ、全国から「納税」が相次いでいる。
どこか遠い土地で願いが実るよう、税を託すのもいい。
うどんのような長いご縁を結んでみてはいかが。


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