きょう世界自閉症啓発デー、理解されにくい発達障害に光を [世相雑感]
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しとしと降る春雨もひと休み。
きょうこそはと、花見に出かける人も多かろう。
しかし、こんな人もいる。
桜は大好きなのに、長く見続けられない。
ざわざわと心がかき乱される。
千葉で暮らす23歳の東田直樹さん。
自閉症だからか、ユニークな感性が備わる。
障害は重く会話もできない。
でも文章を書くことは得意だ。
これまで理解されにくかった自閉症の人の気持ちを豊かな表現で伝えてきた。
ぴょんぴょん飛びはねる行動は、感情が揺れた時にこわばる体を軽くするため。
人と目を合わせないのは、相手の声に耳をそばだてているから。
中学時代につづった「自閉症の僕が飛びはねる理由」は20か国以上で翻訳され、世界のベストセラーに。
ただ理解はどれだけ進んでいるだろう。
残念だが桜に例えると、まだ堅いつぼみかもしれない。
広島自閉症協会の調査では、自閉症などの発達障害がどんなもので、どんな支援が必要なのかは分からない人がほとんど。
きょう世界自閉症啓発デー。
もっと知ってと願いを込めて、国内外の名所が癒しと希望をイメージした青でライトアップされる。
ピラミッド、東京タワー、桜が満開となりそうな広島城もブルーに染まる。