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4月1日から施行で光、障害者差別解消法と改正障害者雇用促進法 [世相雑感]

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障害者差別解消法.jpg

ピアノを弾くように、両手の指で相手の指を軽やかにタッチする。
それが指点字。
目が見えず耳も聞こえない東京大教授の福島智さんには、指点字の通訳者が傍らにいる。
教室でも、学生の質問や表情を伝えてもらう。

9歳で光を失い、18歳で音も奪われた。
深い絶望の中で新たな光となったのが、指点字だった。
「指先の宇宙」と題した自作の詩にはこうある。
<僕の指に君の指がふれたとき、そこに言葉が生まれた。言葉は光を放ちメロディを呼び戻した>

こちらからは不協和音が聞こえてくる。
視覚障害のある岡山短大の準教授が、授業や卒業研究の担当から事務職への配置転換を命じられた。
障害を理由とする不当な処遇かどうか、法廷の場に持ち込まれた。

福島さんには、大学の責任で指点字通訳者が付き添う。
一方で岡山の準教授は、視覚補助職員が確保できないとして退職を勧められ、サポート役を自ら雇って授業を続けていたという。
どうしてこんなに違うのだろう。

4月1日から障害者差別解消法と改正障害者雇用促進法が施行される。
障害で困らないよう配慮が求められることになる。
それが「光」となって、社会でハーモニーを奏でられたなら。


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