動物園は生息環境展示に、より自然な環境でのびのみ共存 [世相雑感]
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るんちゃ♪るんちゃーとは何となく心地よい響きだ。
徳山動物園にオープンしたふれあいゾーンの愛称。
「ーちゃ」は山口弁の語尾である。
誘われるかのように早速、多くの子供たちがやってきた。
動物にじかに触れ、飼育係りの仕事も体験できるという。
シバヤギの橋渡りなどを、ためつすがめつ観察するのもいい。
ふれあいだけでなく、学びも怠りなく。
最近の山口県でいうなら、動物園の模様替えはほかにもある。
宇部市の常盤動物園がそうだ。
アジア、アマゾン、アフリカの現地調査を踏まえ、ゾーンごとに動物が生息する世界を出来る限り再現した。
園全体で「生息環境展示」を試みる。
尾を使って木々を移動するジェフロイクモザルがいるかと思えば、周囲の池ではカピパラがゆうゆう泳ぐ。
幾種類の動物がともに暮らし、逃げるのでは、と心配するほど自然な趣である。
珍しい動物や芸の披露が中心だった動物園も、変わってきた。
鍵になるのは、種の保存や環境学習などの役割だという。
生き物が暮らす環境に身を置けば、この星を脅かすヒトの愚かしさも分かるかもしれない。
地方からそんなメッセージを発信できるか。
まずは、動物園に行くっちゃ。