SSブログ

中東の覇権争い、中国の経済減速、揺れる経済の行方は [世相雑感]

スポンサードリンク




イラン制裁解除.png

「捨てたものの限って、すぐ必要になる」といった皮肉には、誰しも思い当たる節があるらしい。
そんな経験則を集め、本にもなったマーフィーの法則の一つが「どんな解決策も新たな問題を呼ぶ」。

核問題の決着でイラン制裁が解かれた。
産油大国イランの復権は、宗派対立から国交断絶まで及んでいるサウジアラビアとの覇権争いの火に油を注ぎかねない。
待ってましたとばかりにかの国は、原油の増産にゴーサインを出したという。

だぶついている原油市場からすれば、値下がりに拍車が掛かることになる。
景気回復の波が一向に届かず、やりくりに悩む庶民の台所にとっては朗報だろう。
とはいえ、物価安が回り回って「デフレ病」に至る怖さも痛いほど知っている。

買い手が思わしくないことも油価を押し下げる。
がぶ飲み同然に爆買いしてきた中国経済の減速である。
世界の株式市場は、年明けから荒れ模様が続く。
中国の行く手を占う国内総生産(GDP)は、きょう発表される。

「禍福はあざなえる縄のごとし」との警句もある。
一喜一憂するなかれ、だろう。
むしろ石油漬けの暮らしを見直し、振り回されぬよう脇を固めるときなのかもしれない。
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。