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TPP合意の足音近づく、日本農業と食の行方は [世相雑感]

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霜降り肉.png

「まいう~」を連発するグルメ番組だけでは飽き足りない。
舌の肥えた向きも堪能できる1週間になりそうである。
広島市中区の映画館サロンシネマできのう、「食と農の映画祭」が始まった。
7年目という。

口開けは、世界一のステーキを求め歩く作品。
舌の先でとろけそうな柔らかさか、奥歯のあたりで噛み締められる風味か。
風潮が両極端に分かれだしたらしい。
霜降りの牛肉は自給率を下げかねない、と疑問も投げる。

というのも、「霜」を増やす頼みの綱は穀物の餌。
どこも不足がちで輸入に頼らざるを得ないからである。
牛肉1㌔のもとになるトウモロコシは11㌔に及ぶという。
豚肉や鶏肉とは比べものにならない。

問題は、まだある。
トウモロコシを育てるには水や肥料も欠かせない。
牛丼1杯の食材に費やされる水は2千㍑近いとの試算もあるそうだ。
地球全体でその量たるや、どれほど・・・と考えだすと、空恐ろしくなってくる。

TPPの扉が開くかもしれないという時代。
日本農業の担い手はがた減りで200万人割れが迫る。
歯ぎしりするような農村側の思いを、私たち消費者は分かち合えるだろうか。
その答えは、銀幕の向こうにあるのかもしれない。
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