サンフレッチェ広島第２ステージ優勝!!「防御は、最大の攻撃なり」

スポンサードリンク

---

勝ち方を知っている。
年間勝ち点一位も懸かるきのうの最終戦、サンフレッチェ広島の試合運びは横綱相撲を思わせた。
守勢に回った序盤をしのぐと、今度は立て続けの得点で前半には勝利をほぼ手中にした。

一息遅れた立ち上がりに見えて、先手を取っている・・・。
大相撲で言うところの「後（ご）の先（せん）」だろうか。
昭和の大横綱、双葉山が極めた取り口の奥義とされる。
平成の第一人者で、その境地を目指す白鵬関さえも、なかなかたどり着けない高みである。

「後の先」は、相手の攻めを受け止め、時にはいなす守りがあってこそという。
今期のサンフレも守備陣の堅さには目覚ましいものがある。
リーグ最少失点はその証だろう。

とりわけ守護神の林卓人選手が復帰２年目ですっかりチームの戦法になじんだ。
玄人筋によれば、優れたキーパーの動きは意外に目立たないらしい。
周到な位置取りでコースを消しているから、シュートも難なく捕る。
派手な横っ跳びなど必要ない。

「MVPは林さん」と守備陣からも声が上がるとスポーツ面にあった。
信頼感がプレーを落ち着かせる好循環につながっている。
「防御は、最大の攻撃なり」とでも言いたくなってくる。

タグ：サンフレッチェ 第２S優勝 防御は、最大の攻撃なり