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マタニティーハラスメント(マタハラ)に判決、言葉で始まった意識改革すすむ [世相雑感]

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言葉には力がある。
米国の弁護士キャサリン・マッキノンさんが、その英語で表現される多くの女性の苦しみを世に広め裁きたいと思ったのは1970年代のことだ。
「セクシャルハラスメント」

外来語を自由に使いこなす日本では略されてセクハラ。
26年前の訴訟を機に瞬く間に広まった。
ずっと職場で性的な嫌がらせはあったのに我慢を強いられてきた。
男たちに物申すのに、ぴったりの言葉だったのだろう。

最近では軽く扱われるきらいもあるが今やだれでも知っていよう。
もし海の向こうの弁護士が着目していなければ泣き寝入りする人たちはもっと多かったはずだ。
たった一つの言葉で世の意識改革が進み始めたといえよう。

こちらは「国産」の造語。
マタニティーハラスメント(マタハラ)も聞かれる。
妊娠、出産が理由の嫌がらせや解雇・・・。
やはり言葉が力を持ち始めたのか。
元勤務先の不当な降格に賠償を命じた広島高裁判決も確定へ。

これまた昔からだ、とうなずいた人もいよう。
流行語を借りないと気付かないとすれば何とも恥ずかしいことだ。
ことし男女雇用均等法が成立30年になった。
まだまだ埋もれた「○○ハラ」があるかもしれない。
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