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日本郵政グループ上場初値、本格民営化に期待のご祝儀相場 [世相雑感]

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荷物をバンに積み込んだら、朝日と一緒に出発だー♪♪♪
確かそんな歌いだしで始まった「ポストマン・パット」という英国の子供向けアニメ。
20年余り前に日本の民放で流れ、今も記憶に残る。

心優しき郵便配達の青年パットの目から田舎町の人間模様をほのぼの描いた。
助手席が定位置の愛猫とともに配達のミニバンで毎回、目に映ったのが「ロイヤル・メール」のロゴである。
500年の歴史を刻む英国の郵便会社がスポンサーだったらしい。

だが長く続いた国営会社のためか、現実のサービスは不評で郵便局も赤字続き。
いつしか番組のスポンサー契約も降りざるを得なかったと聞く。
そのロイヤル・メールも紆余曲折を経て株式を上場し、郵政の民営化を果たしたのは2年前だ。
そのノウハウを日本郵政も参考にした節がある。

時間をかけた入念な準備が功を奏したのだろう。
きのう兜町に挑んだ日本郵政とグループの金融2社の株は高値が付いた。
はや入念に仕掛けられたマネーゲームの感もある。
一方で「お荷物」扱いされがちな田舎の配達網の先行きをどう考えるかも忘れたくない。

英国の対策をお手本にするのも一考だろう。
郵便局は国営で維持したうえで、教会などを生かし地域ぐるみで運営する仕組みができたからだ。
熟年パットが愛すべく住民と郵便局の再生に汗を流す。
そんな物語の続きも見たくなる。



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