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NHKの朝ドラ「あさが来た」、女性の活躍に日本経済の期待を託す [世相雑感]

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視聴率では好発進らしい。
NHKの朝ドラ「あさが来た」。
大阪弁だけにコテコテの展開で、子役のおてんばが画面狭しと走り回る。

女性の活躍.png

作品のモデルもかくありなん。
明治の実業家広岡浅子である。

今の大同生命などを創設した実績は女性活躍の先駆けといえよう。
自伝はドラマ顔負けに面白い。
幕末に嫁いだ豪商の夫は遊興ばかり。
女性に学問は要らぬとされた時代に眠る時間を削って算術を独学し、商いの場に。

維新の混乱では、貸金回収の談判に自ら駆け回る。
炭鉱経営に乗り出し、ピストルを懐に荒くれ男たちと寝食を共にする。
残る逸話はどう描かれよう。
大阪で公開中の浅子直筆の手紙を見ると、筆遣いは確かに力強い。

公共放送が光を当てるのは女性活躍という政策の後押しでもあろう。
ただ新法こそできたが、現実の世の動きは鈍い。
首相も今度は、「一億総活躍」を唱え始めた。
まさか大は小を兼ねる、と考えるわけではなかろうに。

女性の地位向上と教育にも奔走した浅子。
長い苦労は「九転十起」という座右の銘が物語る。
男が戦おうとする時には調和者にー。
女性こそ平和事業に力を尽くせと、100年前に唱えてもいた。
その生きざまに何を学ぶか。
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