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「写ルンです」懐かしくもあり、昭和生まれの世界の逸品 [世相雑感]

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 写ルンです.png

「パソコンが一人一台になるっていうけどさ」とカメラマンが愚痴る。
幾らすると思ってる・・・。
楡(にれ)修平さんの小説「象の墓場」は24年前の冬季五輪から物語が始まる。
外資系フィルム会社が試みに開発したデジカメを、彼に使ってもらったときの話。

なるほど現像の必要はない。
だがハードディスク付きカメラは重かった。
100枚の取り込みに10分かかり、画像をいじるパソコンは高嶺のの花。
カメラ付き電話か、電話付きカメラか、境目のない今どきなら信じられない。

そんな時流をよそに、レンズ付きフイルムがきょう30歳を迎えた。
「写ルンです」の方が通りはいい。
夜景に強い、水に強い新種も生まれ、デジカメ売り場で孤塁を守る。
フィルムを知らない人向けのブログは、一枚とったら手で巻いて、という助言が懐かしくもあり。

写真家の庄司博彦さんは「写ルンです」をリュックに詰め、世界各地の学校を巡ってきた。
なるほど一人一台行き渡る。
廃虚の街に落ち込んでいた子らも、ファインダー越しなら好きなものだけを見て頑張れるという。

たまには自宅で眠る、35年ものの一眼レフのほこりを払っておこう。
ちよっと巻いては、記憶付きカメラなどとしゃれてみる。


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