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沖縄県民の心の叫びよ届け、この怒り心頭を本土人に問う [世相雑感]

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抗議の沖縄県民大会.png

「うりずん」という早春を指す沖縄の古語が好きだ。
うり(潤う)ずん(染み通る)である。
冬枯れを耐えた大地も、雨の恵みで生き生きとしてくる。
やはり古語で「若夏(わかなつ)」と呼ぶ初夏に続く。
沖縄学の泰斗、外間守善(はかましゅぜん)氏の遺産から。

うりずんの候に消息を絶った20歳の女性は、予期せぬ暴力の末に痛ましい姿で見つかった。
程なく巡りくる若夏を楽しむこともないまま。
きのう、沖縄では彼女を悼み、米海兵隊の撤退を求める県民大会が開かれた。

被害者は私だったのかもしれない・・・。
同じ世代の女性たちが声を上げ始めている。
ウォーキングもできない日常なんて。
もう「綱紀粛正」「再発防止」の4文字など誰も信じまい。

沖縄で映画を撮る三上智恵さんのブログの詩に黒い蝶が出てくる。
<彼女の残した笑顔があまりに愛らしかったので/天の神様は舞い上がる蝶の最後の記憶を消した>。
蝶になった人の、あまりにいまわしい記憶を。

「神様は蝶の最後の記憶を黒い粉にして/おろかな国の民すべての頭の上にまんべんなく降らせた」と詩は続く。
悲しい「うりずん」は嫌いだ。
黒い粉を浴びて悲しみをともにする。
そこから日本の中の沖縄を問うてみる。


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