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揺れるEU、英国の国民投票の行方が不気味 [世相雑感]

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EUの「生みの親」は英国のチャーチル元首相との説がある。
第2次世界大戦後、講演先のスイスで紛争回避のために提唱した「ヨーロッパ合衆国」が、今のEUのの源流だとする視点である。

言い出しっぺの祖国、英国が揺れている。
EU離脱を問う国民投票まで、残り2ヶ月。
最初は「残留」が濃厚だったが世論は真っ二つに。
「英国」と「出口」を合わせて離脱派を意味する「ブレキジット(Brexit)」なる造語も流行中らしい。

富の集中、移民の急増、雇用の悪化・・・。
マグマのようにたまる不満の矛先がEUの一員であることに向けられているのだろう。
排外的にも思える構図は米国の「トランプ旋風」にも似る。

もともと結束力が弱いEUに亀裂が入れば、欧州はバラバラになるという見方も。
日本も人ごとではない。
投票の行方次第では、ただでさえ弱含みの経済に冷水を浴びさせられ、私たちの暮らしにも響きかねない。

「築き上げることは長く骨の折れる仕事。それを破壊するのはたった一日の思慮なき行為」。
演説の名手として知られたチャーチルは、かつてそう述べた。
没後半世紀、先人の言葉を迷える現代の英国人はどう受け止めるだろう。


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