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教師の無慈悲で失った尊い子の命、絶望の両親を突き落とす校長の意識 [世相雑感]

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無慈悲な校長.png

希望とは、地上の道みたいなものと中国の作家魯迅(ろじん)の短編「故郷」にある。
近代化のままならぬ祖国に失望を繰り返した人である。
「もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」(竹内好訳)

希望の道はアスファルトで塗り固められたものではあるまい。
もがき、這いずり回るうちに額からポタリと垂れる。
地面に点々と散る涙や汗が道しるべとなるのだろう。
棚ぼたでもたされる希望など、ありはしない。

その2文字をあろうことか、中3の息子を失って打ちひしがれる両親に向かって口にしたという。
誰あろう、自殺につながる進路指導をした広島県府中町の中学校の校長である。
内輪の調査で教育再生に「希望」が見えたらしい。
中国新聞に昨日載った手記の中で両親が明かしていた。

相手が喪に服しているさなか、何ともむごい言葉である。
神経を疑うとは、このことだろう。
親にとって、わが子こそが希望にほかならない。
それを奪い、絶望のふちに追いやった側として胸がうずかないのだろうか。

真相にメスを入れるのも、これから。
とても前を向ける段階とは思えない。
道を説くべき学校の感覚のずれに背筋がぞっとしてくる。


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