「たった10分で寝かしつけ」夜更かしの子供を持つ親の心をわしずかみ

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眠れないウサギのロジャーに、フクロウが優しく語りかける。
「まずは心を静かにして、体を楽にしてね」「ゆっくり、ゆったり、落ちていく、落ちていく・・・」。
その絵本には子供の眠りを誘う仕掛けが、ちりばめている。

日本でも3ヶ月で50万部のヒットとなった「おやすみロジャー」。
著者はスウエーデンの男性研究者で心理学と行動科学のテクニックをしのばせた。
読み聞かせる親にあくびをするよう指示があるのも、その一つだ。

「たった10分で寝かしつけ」。
その宣伝文句は東西を問わず、親の心をわしづかみにするのだろう。
6年前に自費出版されてから、瞬く間に各国語に翻訳されて世界のベストセラーに。

日本での人気は、夜更かしの子供が特に多いせいかもしれない。
国の研究機関は3～6歳児の30万人が午後10時に寝る「夜型」と推計している。
テレビやゲームに熱中するばかりか、両親とも仕事に忙しくて帰宅が遅いことが一因なら少々寂しい。

早く家に帰って子供と一緒にベッドサイドでゆっくりできたなら。
ロジャーが眠れたから、きみも眠れるよ・・・。
その物語に頼るだけでなく、長時間労働という悪しき習慣も寝かしつけたい。

タグ：おやすみロジャー たった10分で寝かしつけ 夜型の子供