SSブログ

3・11からはや5年、宮城産かきの復興はいまだ半分 [世相雑感]

スポンサードリンク




牡蠣祭り.png

かのナポレオンは何と1日100個食べていたらしい。
殻付きのかきは美食で名高いフランスの国民食である。
クリスマスや年末年始のごちそうの定番で、白ワインとの相性も抜群だ。

実は今、フランス産の多くは宮城産かきの子孫という。
40年ほど前に病気で全滅しそうになった際、日本からの輸入でしのいだためだ。
逆に、東日本大震災の折、フランスから義援金が届いたのも忘れられぬ恩義からだろう。

広島からも、いかだの資材を提供するなど被災地の養殖復活に一役買ったことを思い出す。
生産量1位の広島と2位の宮城。
ライバルが助け合うのは海を愛する同士の連帯感ゆえかもしれない。

先日の東京・有楽町でのPRイベントはさらに三重とも手を携えた。
「広島産はこくがあり味が濃い」「種ガキを全国出荷する宮城産は、いわば母親」。
幕開けの自慢合戦が食欲に火を付けたのか、かき料理を振る舞うブースが盛況だったのはうれしい。

3・11から5年が迫るのに宮城の生産量は震災前の半分程度にしか戻っていない。
産地の連携が復興の後押しになればと願う。
シーズンはこれから本番。
年末年始、白ワインなど傾けながら、好みの産地の牡蠣(かき)をつつくのもいい。
nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。