脳科学の新説を裏付ける現象は我が身にも、６８歳自身が実感中!!

スポンサードリンク

---

ディナーショーの季節である。
広島市のど真ん中に立つホテルから、６年続けて招かれた地元の歌姫がいる。
松田聖子さんとも回数で肩を並べたそうだ。
連休最後の夜、舞台をのぞいてみた。

その人、大坪みきえさんは全て手作りといういでたちで現れた。
きんきらきんの帽子がスポットライトをはじく。
スカートの色は黒とシックだが、裾は膝よりも上。
６８歳がちかいらしい。
「かわいい」。
同世代か年上の女性が多い円卓から声援が飛ぶ。

アルト歌手として数々の交響楽団と共演した歌声に限らず、トークにも聞き耳を立てる。
「体にガタはくるけど、仕事も介護も一段落して、肩の荷が下りた感じ」。
人生これからよ、とのエールだろう。

還暦や定年後は、ややもすると人生の秋に例えられる。
思秋期、ぬれ落ち葉・・・。
しかし脳科学の研究が進む米国では、新説が唱えられているという。
５０代半ばから７０代前半にかけては、新たな境地に己を解き放つ成長段階だと。
老け込むのは気が早い。

ショーの帰り道、「若いね」「とても６７には見えん」とうらやむ客の声が聞こえた。
若き日、つぼみのままにしてきた夢は・・・。
負けん気をくすぐるのも人気の秘密だろうか。

タグ：脳科学 成長段階 新境地