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収穫の秋、食欲の秋、獣と人間のあつれきもヒートアップする [世相雑感]

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郵便受けに新米の予約チラシが交りだした。
島根県境に近い「芸北高原の自然館」からの便りでは、ことしは刈り入れが少し遅れ加減と聞く。
爆弾低気圧も過ぎ去り、今ごろコンバインが動き回っているかもしれない。

実りの秋.jpg

実りの秋は、里山にすむ動物たちにも食欲の秋である。
冬を越す体力をつけるごちそう探しに余念がないだろう。
地方紙の北版にきのう、シカとぶつかる交通事故に注意を呼びかける運動が載っていた。

心配は路上に限るまい。
JR芸備線ではシカ、呉線ではイノシシとの衝突が今や珍しくない。
山陰線でも列車の行く手を邪魔されるケースが目立つという。
「天敵」であるべき人間の影が里や森から遠のき、獣のためらいを薄れさせている。

田んぼの収穫が無事に済んでも、気は抜けないらしい。
稲株に生えてくる二番穂や落ち穂が獣たちの餌になる。
この時期に畔の草を刈ると、冬に柔らかな草が青々と茂り、招かざる客を呼び寄せかねない、いやはや。

田畑を荒らされた恨みの倍返しだろうか。
獣の肉を、秋の恵みとしていただく地産地消の輪が中国山地で広がりつつある。
人と獣と・・・。
あつれきを伝える「便り」にも受け取れる。

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