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広島東洋カープ、25年ぶり悲願のリーグ優勝 [スポーツ]

カープ優勝.png

緒方孝市監督の体が宙に舞う。
2回、3回・・・。
左半分が赤く染まった東京ドームが沸いている。
本拠地広島での胴上げは次のステージにお預けとなりそうだが、帰ってきた。
われらの強いカープが返ってきた。

昨季までとは見違えるほどのチームに変わった。
優勝へのマジックは足踏みせず、鬼神も恐れをなすほどの快進撃ぶりだった。
神懸かりとはこのことか。
一体全体、何がおきたのだろう。

水を得た若ゴイの勢いに目を見張る。
サヨナラ弾の連発で代名詞「神ってる」を授かった鈴木誠也選手は、有頂天になるどころか練習の虫そのもの。
脈打つカープ野球の伝統に目を細めたファンも多いはずだ。

見習うべき「鑑(かがみ)」がそばにいたせいもあろう。
黒田博樹投手と新井貴浩選手である。
口を開けば「チームのため」「ファンのため」と、投打の大黒柱は一球、一打席をおろそかにしない。

カープの黄金時代を支えた衣笠祥雄さんが半生記「野球の神様がいた球場」にかいている。
ファンと選手と監督が力を合わせ、長年にわたり苦難を乗り切ってきたからこそ市民球場も球団も愛されたのだ・・・と。
たまりにたまった25年分の憂さを吹き払う優勝で、絆は一段と強まった。




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「マジックって何ですか?」若手選手にはピンとこないらしい [スポーツ]

マジック.png

もう襟を解いてもいいだろう。
カープが長らく遠ざかってきた漢字2文字に触れるのも。
語りたい気持ちもここ2ヶ月余り控えてきた。
かつて巨人に大差をひっくり返された「メークドラマ」の不安が頭をもたげたからだ。

今度は大丈夫だろう。
リーグ優勝へのマジックナンバーがともった試合から3戦続けて逆転勝ち。
もはやお家芸とさえ言いたくなるような試合運びで、ファンを酔わせてくれる。
おとといは大勝、きのうは惜敗、気分は負けていない。

カープの若手選手には「マジックって何ですか?」ピンとこないらしい。
菊池涼介選手は「初めてだから、よく分からない」。
その分、余計なプレッシャーにもかからず済むのか、攻走守ともはつらつとしている。

25年も待たされたファンの思いは、球団創設26年目で掴んだ初優勝に近いものがある。
その歴史をたどる写真展「カープ物語」が広島市西区の泉美術館で、来月4日まで催されている。

初優勝のパレードで、遺影を掲げる姿も目立ったとの写真説明に鼻の奥がツンとする。
胴上げ写真の数々に、不慣れな今回は大丈夫かと心配になる。
リーグ制覇の先には漢字3文字・・・。
我慢の反動か、気がはやる。




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歓喜と悲哀の号泣もありリオ五輪、思いは東京に引き継がれる [スポーツ]

リオ閉会式.png

降りしきる雨に打たれながら、消えていく聖火が印象的だった。
リオ五輪の閉会式。
無事に終えたのを喜ぶ涙なのか、あるいは選手たちの歓喜と悲哀の象徴か。
頂点を競い合った選手に心動かされた17日間が終わった。

日本選手が流した対照的な涙が忘れられない。
一人は卓球団体で銅メダルの福原愛選手。
「プレッシャーが大きかった」と安堵の涙を止められずアナウンサーのもらい泣きを誘ったほど。

4連覇の夢破れたレスリングの吉田沙保里選手の号泣にも複雑な思いだった。
世界2位なのに「ごめんなさい」と謝らせたのは何か。
閉会式でせめて笑顔をみせてくれたことに救われた。

五輪の数々の涙に、寺山修司さんの言葉が頭に浮かんだ。
「なみだはにんげんのつくることのできるいちばん小さな海です」。
一人の心からあふれ出た涙が海のようにつながって、多くの人の心を一つに包み込んでしまう。
そんな意味かもしれない。

故国を追われた難民選手団の一人が、生き別れた家族を思い「テレビに映った自分に気付いてほしい」と流した涙もまた重い。
大会のバトンはリオから東京へ受け継がれた。
4年後の「平和の祭典」でこそ理不尽な涙はなくしたい。


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競泳女子200㍍平泳ぎ金藤理絵選手金メダル、広島県出身者に快挙 [スポーツ]

金藤理絵.png

周りから期待されると、人は知らず知らずその通りの成果を出すことがある。
心理学の学説で「ピグマリオン効果」と呼ばれる。
結果が全てのスポーツ選手には、喉から手が出るほど欲しいものかもしれない。

教科書通りといえよう。
リオ五輪競泳女子200㍍平泳ぎで、庄原出身の金藤理絵選手が頂点に立った。
ロンドン五輪を逃し、腰痛の追い打ち・・・。
引退の淵をコーチや家族の励ましで超えてきた。
レース後、繰り返した数々の感謝の言葉が苦労人らしい。

わけても姉の由紀さんが用意した「演出」は心を震わせたのではないか。
自らの結婚披露宴なのに、古里庄原の人々が妹に寄せた応援メッセージを流した。
金藤選手から涙があふれたという。

心身ともにタフで、体格も海外の選手にひけをとらない。
たった一つの泣きどころが、負けん気の乏しさだった。
心理検査で、闘争意欲が一般の人より低いことさえあったらしい。
勝負の世界では、気立ての良さも時としてマイナスに働いてしまう。

期待感を持たせ続けることができる・・・。
それもまた「才能」だろう。
世界一への挑戦を何度しくじろうと、周りは見放さなかった。
遅咲きの大輪が、ついに花を咲かせた。


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昼間は甲子園、夜はリオ、魔物の潜むステージから目が離せない [スポーツ]

リオ.png

五輪の日本選手団にとって出だしの良しあしはことの外、大事らしい。
勢いが短期決戦を左右するのだろう。
メダル獲得で波に乗る競泳や柔道に比べ、黒星発進の目立つチーム競技の行方はいささか気になる。

「まさか」も起きた。
体操男子の予選で世界王者の内村航平選手が鉄棒で落ちた。
「2回落ちても優勝」と評された個人総合の優位は揺らぐまい。
ただ、3大会ぶりの奪還を狙う団体総合金メダルに黄信号がともった。

大会前の内村選手のこぼれ話を思い出す。
現地合宿中にスマホ向けゲーム「ポケモンGO」で遊び、通信設定の不手際で50万もの課金に慌てたという。
ポケモン集めのつもりが、五輪にすむ魔物まで呼び込んだのか。

「勝ったものが強いのだ」。
チーム競技のサッカー界では、そんな教訓がよく知られている。
人事を尽くしても、時の運はある。
強者が勝つとは限らない、との苦い経験則でもあるだろう。

雨降って地固まる、というたとえもある。
金1個、銅4個を早々とものにした個人競技の流れを「チーム日本」の勢いに変えたい。
折しも、夏の全国高校選手権が始まった。
昼間は甲子園、夜はリオ。
魔物が済む舞台から目が離せない。


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いよいよ夏の甲子園大会、女子のグランド立ち入り禁止にブーイング [スポーツ]

女子の禁止.jpg

東京五輪の追加種目に野球・ソフトボールなどが決まった。
4年後の代表選手の卵が見つかるかもしれない。
あさってから夏の高校野球選手権。
球児が繰り広げる熱いドラマに今から胸が高鳴る。

憧れの甲子園で晴れの代表校がまず練習に臨んだ。
大分高校の時間に練習を手伝う髪の長い3年生が一人。
実は女子マネジャーで、部長にユニフォームを渡された。
「頑張ってきたご褒美に、グランドへ」との計らいであった。

ノックする指導者にボールを渡す、普段どうりの動き。
だが気付いた大会本部がベンチに下がるよう指示した。
グランドに立てるのは男子に限る・・・。
その規定は練習も同じだ、と。
要は女子には危険ということらしい。

男子なら危なくてもいいのか、狭量ではないか。
疑問視する声がにわかにネットに沸き上がる。
脳科学者の茂木健一郎さんもツイッターに記した。
高校野球には「謎の様式美、規則が多すぎ」。
波紋はまだ広がりそう。

当の生徒は恨み言もなく「駄目でした」と笑顔を見せた。
練習が終わり、男子部員たちとグラウンドに一礼したという。
まさに「高校球児」の爽やかさである。
一石を投じられた高校野球は、さてどう受け止めるのだろうか。


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快挙!広島カープ黒田博樹投手、2人目日米通算200勝達成 [スポーツ]

黒田200勝.png

人間国宝の落語家、柳家小三治さんに、やたら服装に凝る弟子がいた。
何度たしなめても変わらず、結局破門になった。
「形にばかり目がいくということは、そのうち自分の心も飾るんだ」。

聞き書き集「ザ・前座修行」(NHK出版)にある。
芸事に限らず、真髄を極めた人の行き着く境地は変わるまい。
恰好じゃなく心だ・・・と。
それが薬になるか、はたまた小言として素通りしてしまうか。
全て、聞き手の心掛け次第ということだろう。

今や広島東洋カープの至宝、黒田博樹投手がきのう200勝を果たした。
日米の球界で通算20年をかけ、たどり着いた高みである。
彼のどのひと言も、その背中を追いかける者には滋味に富んでいるはず。

若手の一人は、好みで長めに余す利き手の爪を「投手なんだから」と切るよう促された。
何より、けがするもとになりかねない。
一球入魂は指先から、なのだろう。
ささいなことをおろそかにして大をなす者はいない。

芸は、砂山にも例えられる。
一段、また一段と歩みを進めたつもりでも、足元から崩れていく。
野球の道とて同じだろう。
41歳にして、今なお新たな境地を探る黒田投手の次なる目標は「201勝」だそうである。


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プロ野球きょうから後半戦、かみあう投打 広島悲願の〇〇へ! [スポーツ]

後半戦.png

セ・リーグは、我が広島カープが20年ぶりに首位で前半戦を折り返し、25年ぶりの優勝を目指した戦いに挑む。
本格的な夏を迎え、熱戦にもいっそう拍車がかかりそうだ。

広島は投打ががっちりとかみ合っている。
先発は両リーグトップの11勝をマークしている野村と、9勝のジョンソンが軸になる。
日米通算200勝にあと一勝の黒田が偉業を達成すれば、チームはさらなる勢いを生みそうだ。

2軍で調整していた福井や右肘痛の大瀬良も復帰間近で先発陣は手厚い。
登板過多が懸念される救援陣も新外国人デラバーを獲得し、抜かりはない。

打線は打率2割7分2厘、421得点、88本塁打がいずれも12球団トップと開幕から好調をキープ。
今年の勢いは崩れる兆候さえ見えない。
52勝のうち逆転勝ちが12球団最多の29勝と、逆境での勝負強さが光る。
1991年以来、25年ぶりの悲願に向け視界は良好だ。

今日の中国柳壇から引用 「夢のようカープが首位に居るセ界」

2位巨人から最下位ヤクルトまでは5ゲーム差と混戦で、巨人は菅野とマイコラスの両右腕がどれだけ白星を重ねられるか。
DeNAは投手陣の失速が気になる。
中日は抑えの田島につなぐ中継ぎの働きが浮上の鍵。
得点力不足が深刻な阪神はゴメスと鳥谷の奮起が必要で、ヤクルトはようやく先発が揃いそう。

とすれば今年こそ悲願達成か!!、まだ声を大にしない広島市民は秘めて期待を膨らます。


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日本のジャガー海を渡る、サンフレッチェ広島浅野琢磨選手世界へ [スポーツ]

浅野琢磨.png

ローリング・ストーンズのミックジャガーとエリザベス女王の共通点といえば?
2人とも英サッカーの強豪クラブ、アーセナルの熱心なファンとして知られる。
ロンドンを本拠地に人気も高い。
世界最高峰リーグのトップに立つ。

だから驚いた。
サンフレッチェ広島のストライカー、浅野琢磨選手のアーセナル移籍が決まったときは。
プロ4年目。
ようやくレギュラーの座をつかもうとしている。
リオ五輪の代表に選ばれたが、国際経験は乏しい。

実績よりも将来性を買われたのだろう。
一番の魅力は圧倒的なスピードだ。
彼が走り出すと、スタンドが一気に沸く。
ゴールを襲う力強い動きから「ジャガー」の愛称で呼ばれる。

三重県生まれで、7人兄弟の三男。
懸命に働く両親を見て育った。
家族や支えてくれた人たちへの感謝の気持ちを大切にする。
最後のファンサービスでは、集まった650人に2時間かけて笑顔で握手しながらサインを続けた。
僕にとって広島の町は特別な場所になった・・・。

得点を喜ぶ「ジャガーポーズ」も広島では見納めか。
きょうがラストプレー。
世界に挑む21歳を拍手で送ろう。
いずれ英国から届く、そのポーズを楽しみにして。


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まだ時期尚早!?漢字2文字の〇〇、滑りそうな口をグッと引き締める [スポーツ]

鈴木誠也.png

米大リーグでは、ノーヒットノーランが達成されるまでは誰も口にしてはならないのが、暗黙の決まりだという。
実況も含めてのことだ。
投手に無用なプレッシャーがかかるとのジンクスから。

ひょっとしたら・・・。
思わず口にしそうになるのはカープの戦いぶりだ。
25年ぶりの悲願となる漢字2文字である。
苦手だった交流戦を6連勝で締めくくり、ペナントレースで2位巨人に大差をつけて首位に立っている。

勝ちっぷりも緒方監督が言うように「神ってる」。
その立役者は鈴木誠也選手だ。
球界史上10人目の連続サヨナラ弾を含め、3日続きの決勝弾の離れ業でスタジアムを総立ちにさせた。
21歳の「ミラクル男」が、チームを勢いづけるのは間違いない。

期待が膨らむ反面、浮足立ってはならないと自らを戒める。
20年前の悪夢が頭をよぎった。
シーズンの途中まで首位を独走しながら、最大で11.5ゲーム差をつけた巨人にひっくり返された。
大逆転を表す「メークドラマ」は流行語大賞にもなった。

地方紙では今日から、クイズ「知っとる?赤ヘル」も始まった。
ファンなら例の2文字はお分かりだろう。
もうしばらくは口にせず、金曜日からのリーグ戦を見守るとするか。


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