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やめます過剰生産、あおり広告 [世相雑感]

 「日本は、義理チョコをやめよう―」声高にアピールする企業がありますよね。

バレンタイン商戦を前に掲載された新聞全面広告が、話題でもちきりになっています。

ナント、広告主は高級チョコレートで有名な「ゴディバ」だったから驚きもひときわです。

一年中で一番の書き入れ時にこのアピールは、墓穴を掘りかねないとの危惧の声があがる。

「誰に何をと悩んだり金を使ったりせず、もっと楽しめる日に」と真実を呼び掛ける。

「本命」だけでなく上司や同僚へ配る義理チョコ文化は、日本特有の習慣らしいのです。


公募のバレンタイン川柳に「忖度(そんたく)がなければ職場にチョコはゼロ」秀作です。


先日の節分では、兵庫県のスーパーが先頭を切って「もうやめにしよう」と声を上げた。

今年から恵方巻きを余分に作らないと宣言したことで話題となりましたね。

商戦が盛り上がる一方、売れ残りが大量に捨てられるという問題も起きているというのです。

「成長しなきゃ企業じゃないけど違和感がある」と、一線を画すことを宣言をされました。


世界では、環境や社会問題の解決、ガバナンスに熱心な企業を選んで投資する手法が広がる。

3テーマの英語の頭文字から「ESG投資」と呼ばれるのはご存じだろうか。

売り上げを伸ばせばOK、従業員の過重労働OKは、もう時代遅れなのだろう。

数字に表れぬ企業のガバナンスが問われている

 

実際、どれほど売り上げに響くのか気をもむ発言ではあるのだが。

気掛かりなところだが、そもそもゴディバの商品は商戦に乗って

「義理であげるほど安くはない」との声もちらほら本音も聞き取れる。





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ブログ引っ越しました。 [日記・雑感]



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移転しました。

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何かと物議の南スーダン国連平和維持活動、真実はいずこ [世相雑感]

南スーダン.jpg

児童文学作家の那須正幹さんの短編連載「少年たちの戦場」を読んで、考えさせられた。
戊辰戦争から沖縄戦まで。
殺し殺された戦場で、大人に交じって武器を取った子供たちの物語が四つ。

舞台の一つ、福島県二本松市を訪れたことがある。
149年前、新政府軍との戦いで12~17歳の「少年隊」の14人が命を落とす。
敵陣に勇んで向かう子供たちの傍らに母。
そんな姿をかたどる城跡の像に胸が痛んだ。

日本人にはもう歴史上の出来事か。
だが子供たちが「殺す」方に回る国は今も存在する。
一つが南スーダンだ。
政府も反政府側も多数の少年兵を徴用しているという。

「大虐殺」を懸念する国連の声明を聞くと、彼らがどう関わるかも心配になる。

かの国の内戦を巡って国会が白熱している。
「戦闘」でも「衝突」と書けと言わんばかりの政府の姿勢に首をひねる。
それで現地の事実が見えるのか。
「虐殺」なら何と言い換えるのか。

実感をもって歴史を学び、未来を考えて・・・。
那須さんの願いだ。
折しも平和構築を学ぼうと南スーダン一行が広島入りした。
自衛隊派遣ありきの空論でなく、子供の明日のために何ができるか。
偽らざる実情を直視して考えたい。




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「思い」は「体」と同義語、情念の漫画家谷口ジロー逝く [訃報]

谷口ジロー.jpg

「思い」は映画界の決まり文句である。
現場で助監督がよく口にするらしい。
例えば「次の場面は食後1時間たってる思いで、食卓は紅茶だけです」。
あるいは「思いとしては、主役は家にいったん戻って背広で手ぶら。いいですか」と。

「体(てい)」とも言い換えられる言葉だろう。
脚本に省かれている設定を読み取り、画面の隅々みまで気を配る。
部屋のしつらえや登場人物の手元一つに、作り手の意図がこもっているなら、観客の側の味わいも深まるはずだ。

漫画界でそれに精魂を傾けた一人が、悲報に接した鳥取市出身の谷口ジローさんだ。
作家関川夏央さんと組んだ「『坊ちゃん』の時代」、久住昌之さん原作「孤独のグルメ」と人気作を世に送ってきた。

地面に落ちる影の濃淡で季節を描き分け、雲の景色一つで暑さや涼しさを表そうと心掛けた。
一こまだけに丸一日を費やしたこともあると聞く。
「小津安二郎監督の描写をほうふつとさせる」と日本以上にフランスで名を知られ、勲章も受けている。

中国地方の最高峰、大山を遠く望んで育ったせいか、山岳漫画はお手の物だった。
母なる山が大雪をかぶった時に不意の旅立ち。
どんな「思い」だったのだろう。




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万事順調に運ぶ日米首脳会談、今日の招待ゴルフで有終の美を [世相雑感]

日米首脳会談.jpg

開けた道の真ん中を歩いていたはずが、荒れ地に足を取られたり、突風で進路を外れて遠回りしたり。
思わぬ穴にはまって出るのに苦労もする。
ゴルフを「人生の縮図」というらしいが、外交に置き換えられるかもしれない。

第一打に上々の手応えを、安倍晋三首相は感じたに違いない。
昨秋、米大統領就任前のトランプ氏をいち早く訪ねた。
金色のゴルフクラブを手土産に話が弾んだか。
「信頼できる指導者」と好印象を語ってもいた。

いよいよ初の首脳会談、注目の第二打であるが、まずまずうまく運んだようだ。
沖縄県の尖閣諸島について米国の防衛義務の範囲だとの言質を取った。
TPPをほごにされたが、2国間貿易の枠組みを作ることで握手した。

大統領専用機での移動、豪華別荘への招待・・・。
厚くもてなされて初会談は幕を閉じそう。
しかし「ゴルフで油断が生じる最も危険な瞬間は、万事が順調に進んでいるとき」。
あるプレーヤーがそんな警句を残している。

取り引き上手と評される大統領である。
思惑がありはしないか。
きょう2人は実際にゴルフを楽しむ。
コースを回るうち、無理な注文を持ち出す可能性も。
最後のカップインまで気は抜けない。




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「北限のオリーブ」に掛ける、石巻復興の願い [世相雑感]

最北のオリーブ.jpg

「北限のサル」は下北半島にいる。
厳しく孤独なイメージがある。
「北限のオリーブ」と聞くと暖かい光が見えるようだ。
あの大津波に見舞われた宮城県石巻市が、本格栽培に向けた産官学の研究会をつくった。

地中海原産の常緑樹はオリーブ油などの付加価値が高い。
香川県の小豆島で、国内栽培が初めて成功して100年余り。
西へ東へ広がってきたが、なにぶん石巻は寒冷地だ。
試験栽培では冬を越すのに苦労したという。

その場所の一つが大川地区。
74人の小学生が津波にのまれた惨事の舞台でもある。
オリーブの動きと前後して「大川伝承の会」という語り部活動も生まれた。
忘れまいとの誓いと復興の願い。
この地に交錯していよう。

3.11まで1か月。
単なる同情を超え、被災地を息長く支える発想が必要かもしれない。
地元紙河北新報が掲げる造語が「トモノミクス」である。
友、伴。
連帯の願いを込めた経済活動を指す。
競争原理ではなく。

むろんオリーブも産地の競争がある。
本場小豆島の農家を指南役とする石巻市。
3年後の東京五輪では「勝者の冠」への採用を願うが、香川県も同じことを考えているらしい。
ここは仲良く分け合ったら。




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漫画家の聖地トキワ荘、手塚治虫、藤子不二雄の足跡を追う [世相雑感]

トキワ荘のヒーロー.png

東京・豊島区のその場所に立つと、胸が高鳴った。
手塚治虫さんをはじめ昭和20~30年代、漫画界の巨匠たちが若き日を送った「トキワ荘」の跡地だ。
35年前に解体され、今は記念碑のみ。
彼らが通った近くの中華料理店で当時からの名物ラーメンを味わう。

その一人、赤塚不二夫さんは書き残した。
「みんな同じ夢を持ち、みんなお金がなかったけど、トキワ荘は夢のパラダイスだった」。
競いつつ支えあい、数々の名作を生んだ姿が浮かぶ。

少し離れた公園に区が伝説のアパートを復元すると決めた。
手塚さんに続いて「藤子不二雄」の2人が使った部屋などを再現し、ミュージアム化する。
五輪の年が目標というが、往時の熱気はどこまで現代に伝わるか。

才能が有れば上京。
そんな時代と違い、今や地方にもトキワ荘がある。
過疎が進む周南市の集落で6人が空き家を借りて暮らす「大道理まんが村」も一つ。
ことし東京の出版社の漫画サイトで一人が連載デビューした。
近所との交流も大切なネタだ。

今後にわくわくする。
半世紀たてば伝説の聖地はあちこちにあるかもしれない。
きょう手塚さんの命日。
漫画の神様は都会も田舎も分け隔てなく激励していよう。




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若者よひるむなかれ、挑戦するたくましい勇気 [世相雑感]

藤本結香.png

スイス・ローザンヌで開かれる国際バレエコンクールは、世界中の若手ダンサーの憧れの舞台。
このところ日本人の活躍が目覚ましいが、ことしは特に楽しみだった。
山口市の15歳、藤本結香さんがステージに立った。

自宅から離れた広島のバレエスタジオに通い、磨いた踊りが輝いた。
日本人の入賞は男子2人にとどまったが、国際電話の向こうの声は弾んでいた。
「最終選考に残れてうれしい」。
世界水準の健闘に拍手を送りたい。

実はコンクール直前に足を痛め、練習できない時期があったそうだ。
「踊りたかった。自分がどれだけバレエが好きか分かりました」。
踊る楽しさが真っすぐ伝わる演技が、高く評価されたらしい。
モナコ留学も決まり、プロの夢に向かってまた一歩。

夢を持つ若者が減っているという。
内閣府の調査では「うまくいくか分からないことにも意欲的に取り組む」という日本の若者は5割。
欧米諸国の8割と比べると寂しい。
好きなことを後押しする環境が不十分なのか。

藤本さんが帰ってきたら、一緒に練習するバレリーナの卵たちや学校の同級生とどんな話をするのだろう。
まぶしい背中がきっと、また別の新たな夢を育てる力になる。




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棋界激震の後始末、汚名挽回、信頼回復にトップ交代 [世相雑感]

棋界騒動.png

将棋の羽生善治3冠は対極の終盤、勝ちを確信すると駒を指す手が震えだす。
「孤高の天才」と呼ばれる最強棋士が見せる心の乱れだろうか。
人間らしい一面に触れ、少しほっとする。

同じように佐藤康光九段も優勢な局面を迎えると、せき込んでむせる癖がある。
深い読みで「1秒間に1億と3手読む男」とも称される。
羽生3冠と棋界を引っ張る元名人がきのう、日本将棋連盟の新会長に選ばれた。

前途は多難だろう。
トップ棋士にコンピューターソフト不正使用疑惑が浮上し、異例の出場停止とした騒動がまだ収まっていない。
「不正の疑いはなし」となった責めを負い、会長を退いた谷川浩司九段から引き継ぐ宿題は多い。

ソフトを巡って「もっと早くルールを決めていれば」と嘆いても後の祭りだ。
不正の汚名をそそぎ、ファンの信頼回復も欠かせない。
将棋界のダメージを挽回する妙手を見せてほしい。

「ソフトはプロを超えた」とされるが、将棋の魅力は勝ち負けの結果だけではないだろう。
「棋は対話なり」とも言われる。
ひたすら盤面を読み、体を震わせ最善の一手を絞り出す。
個性あふれる人間同士がひたむきに向き合うドラマこそが感動を呼ぶ。




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