SSブログ

54年ぶり街にスポット、輝け聖地呉よ高校球児よ! [世相雑感]

聖地巡礼.jpg

「聖地巡礼」ブームらしい。
歌や映画の題材となった地をファンが訪ね歩く。
戦時中の暮らしを描いて大ヒット中のアニメ映画「この世界の片隅に」の舞台、呉市でもロケ地マップを手に散策する人の姿を見掛ける。

高校球児の「聖地」に今度は呉から足を運ぶ。
あこがれの甲子園である。
きのう呉高のセンバツ初出場が決まった。
市内からは実に54年ぶりだ。
創部10年の朗報に喜びもひとしおだろう。

飛び抜けた選手はおらず全員が「主人公」。
地道な練習と泥まみれの全力プレーで強豪校に挑んできた。
授業中に居眠りをすれば反省文。
負けた試合後は納得いくまで素振りを重ねる。
ひたむきな姿は応援したくなる。

この半生記、実績は片隅に追いやられた感もあるが、呉には「野球市」と呼ばれた時代があった。
体力強化を目的にした海軍工廠チームが全国に名をはせ、戦後も「ミスタータイガース」藤村富美男氏ら逸材を出した。
そう思えば長い雌伏だった。

映画の観客動員は100万人を突破した。
もはや社会現象といえるだろう。
呉の街に親しみを感じ、甲子園でもアニメと同じくエールを送ってくれる人がいるかもしれない。
最高のドラマを見せてほしい。




スポンサードリンク



nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。