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水陸両用機導入は、瀬戸内観光と医療過疎の切り札となるか [世相雑感]

水陸両用機.png

宮崎駿監督のアニメ映画「紅の豚」は、数々の名ぜりふで知られる。
腕利きの設計技師でもあるヒロインに、豚顔の飛行艇乗りが言う。
「徹夜はするな。睡眠不足はいい仕事の敵だ」。
電通社員の過労死が取り沙汰された先月、くしくも再放送された。

ヒロインが懐かしむ祖父のひと言も泣かせる。
飛行艇乗りが気持ちいい人間ぞろいなのは「海と空の両方がやつらの心を洗うからだって」。
さて、どんな名言がここから飛び出すだろう。

広島県営広島西飛行場跡の一角を県、広島市が水陸両用機などの「母港」によみがえらせるという。
飛行艇と違い、陸からも飛び立てる。
多島美を味わう遊覧飛行など民活に期待も高い。
飛行機慣れした外国人観光客を引き寄せられるか。

瀬戸内ならではの水陸両用機の活用策なら、まだある。
医師を乗せ、医療過疎にあえぐ離島を診察に回ってもらえばいい。
広島都市圏構想の「母都市」として求心力がより高まるのでは。

寝たきり生活の人がドクターヘリで本土に運ばれたところ、島へ帰る便に困ったとの話も耳にする。
遊覧の両用機をバリアフリー仕様にすれば患者搬送にも便利だろう。
空飛ぶ「赤ひげ先生」の登場が待たれる。




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