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天候不順に自然災害のダブルパンチ、野菜産地熊本の苦闘は続く [台風・災害]

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農家で「秋の一日、春の七日」という言葉を聞いたことがある。
秋の一日の作業の遅れは春の一週間分に当たるとの戒めである。
日は短くなり、ここ何日かで気温も下がった。
農作物には正念場の季節になった。

相次いだ台風と日照不足のダブルパンチで多くの野菜が高騰している。
広島市内の百貨店の食品売り場で驚いた。
レタスが1玉680円の値札をつけていた。
近所の青果店では姿も見かけなかった。
「買ってもらえる値段をつけられない」と店主。

春先の低温に日照り続きの猛暑。
盆明けからは台風が次々と列島を襲い、秋雨前線も居座って農産物が打撃を受けた。
海水温の上昇などが原因とされるが、これも地球温暖化の副産物なのだろうか。

とりわけ全国屈指の農業県・熊本が心配だ。
身近な野菜では、トマトやホウレンソウの産地がある。
ただでさえ熊本地震で被害を受け、天候不順に見舞われた上に今度は阿蘇・中岳の噴火が追い打ちを掛ける。
火山灰の影響が小さいことを祈りたい。

野菜の高値はしばらく続きそうで、鍋の季節に向けて家計を圧迫するのは避けられない。
自然に向き合う農家の苦労に思いをはせ、食の大切さを考える秋にしては。




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