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半世紀前の五輪に比べて今は?笑顔や夢、心の豊かさで [世相雑感]

1964TOKYO.jpg

「ライバルは、1964年」というACジャパンのCMが気になっている。
初の東京五輪が開かれた当時と比べて今の日本が負けていないか、と問う。
笑顔や夢、心の豊かさで。

前回の五輪は52年前のきょう開幕した。
終戦から19年。
戦争でぼろぼろになった国が立ち直り、復活をアピールする絶好の機会だった。
世界と伍(ご)していけると、多くの国民が自信と誇りを取り戻したに違いないだろう。

その五輪開催を記念し、開会日にちなんで制定された「体育の日」。
名称が、より裾野の広い「スポーツの日」へ変わりそうだ。
超党派の国会議員が検討を始めた。
国民の祝日では初のカタカナ名称となる。

4年後に迫る東京五輪へ機運を盛り上げる狙い。
体育とは文字通り身体を鍛える教育のこと。
遊びを根本に、自発的自主的に行うスポーツとは別物である。
単に名前を変えるだけでなく、豊かなスポーツ文化への理解を深める試みこそ大切だろう。

ただ開催準備へ目を向けると、眉をひそめるしかない。
費用が野放図に膨らみ、3兆円を超える可能性もあるとか。
これでは国民の理解は得られまい。
誰のための五輪なのか。
半世紀前のライバルから手掛かりを探りたい。




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