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「まちぶら」が賑わい創出の救世主、公共の乗り物利便がカギか [世相雑感]

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病院の待合室でめくった雑誌の短歌欄に小膝を打ったのを覚えている。
<「歩歩歩の歩(ふふふのふ)」自作の格言歩の字には笑顔が見えるそう志す>。
ぶらりと散歩に出るだけで、なるほど気分まで弾んでくることがある。

人通りの多い岡山市の県庁通り周辺で「まちぶら」と呼ぶ社会実験が行われている。
自転車レーンを設け、クルマ優先のまちづくりから脱する道を探る。
コインパーキングの一つには週末、手作りパンの屋台が並んだ。

3年前に就任した大森雅夫市長の肝いりという。
公開対談の席でおととい、当の市長がぼやいていた。
同じ中国地方の県都で、やはり路面電車が走る広島との「差」が気にかかる、と。
通勤や通学にマイカーを使う割合が20ポイントほど、岡山市の方が高いそうだ。

クルマ依存は街のにぎわいにも響くからだろう。
早い話、「乗るなら飲むな」の鉄則がある。
ハンドルを握る相手には、帰りがけにちょっと一杯といった声など、はなから掛かるまい。

はやりの「都民ファースト」ならぬ「まち歩きファースト」に変わったかいわいには、手をつなぐ家族連れの姿が目に付いた。
通りすがりでそんな光景に行き合えば、こちらまで「歩歩歩の歩」となる。




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