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クマの餌さで人里を荒らされるか、焼酎にして人間の楽しみにするか [世相雑感]

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台風被害の相次ぐ東北地方には、さらなる追い打ちだろう。
クマの餌となるブナの実が熟さぬまま落ちてしまった。
森林管理局によると、今年のなり具合は元々、「凶作」か、それ以下との見立てだった。
飢えたクマの足取りが気遣われる。

奥山でドングリ類が実らず、栗などのなり物が人里近くで豊作ならば、クマは下りてくる。
統計上もブナが凶作の年には、里に現れて捕まえられる頭数が増える。
果物や畑の作物も危うい。

中国山地のクマは、どうだろう。
島根県では目撃や捕獲の件数がこの10年で最多らしい。
岩国市内もことしは急増。
獣からして、人と住み分ける境が判然としなくなったのも要因と識者は言う。

この春、クマ出没に慌てた三原市久井町で耳寄りな話を聞いた。
弘法大師ゆかりの伝説が残る山の柴栗に目を付け、焼酎にしようとまちおこしグループが集めて回ると、農家に喜ばれたという。
散らばった栗を餌にするイノシシに弱っていたそうだ。

同じ野生のクマを寄せ付けぬ効果もあろう。
獣害対策にもなる、一石二鳥の焼酎造りとはなかなか乙なもの。
醸し、町内の商店にだけ置いた約800本は完売間近という。
この秋も栗拾いに忙しいらしい。




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タグ:栗焼酎 クマ
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