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喫煙に甘い日本、東京五輪をにらみ「たばこ白書」は提言する [世相雑感]

たばこ白書.png

じゃましないで欲しいな、わずかなやすらぎを・・・。
気だるい声とメロディーは、立ち上がってくる紫煙のよう。
広島市生まれの歌手奥田民生さんは「たばこのみ」と題した曲で愛煙家の気持ちを歌う。

趣味と嗜好は人それぞれ。
吸う人もそれなりに健康を気にしながらマナーを守り、たしなんでいるはずだ。
それでも年を追うごとに肩身は狭くなってきた。
15年ぶりに改訂された「たばこ白書」が追い打ちをかけそう。

白書は記す。
他人のたばこの煙を吸って病気になり、亡くなる人は年間1万5千人。
いわゆる受動喫煙が肺がんや脳卒中、小児ぜんそくを引き起こすリスクを最も高い「レベル1」とした。
煙たがれても無理はない。

世界保健機関から、受動喫煙を防ぐ日本の対策は最低レベルとされた。
4年後の東京五輪に向けたイメージ回復のためか、白書はうたう。
病院や学校、レストランなど公の場所では分煙でなく「100%禁煙を」と。

たばこのみには白書というより煙たい「黒書」かもしれないが、害とリスクを考えれば、むべなるかな。
じゃまはしないから、周りに配慮して欲しいな・・・。
吸う人と吸わない人が、安心して共生できる世の中でありたい。




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