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主を守ろうとした動きが主を失う悲劇に、弱者と共生社会の実現へ [世相雑感]

盲導犬.jpg

出張先の岡山駅前で、白杖をついてエスカレーターへと向かう人を見かけた。
点字ブロックを外れており声を掛けた。
手を取り、並んで乗り降りした。
感謝されはしたが、適切な誘導だったか、自信はない。

目の不自由な人にとって、往来の激しい駅などは不安を感じる場所に違いない。
そんな折、的確な動きを心得た盲導犬は、頼りがいがあることだろう。
街を一緒に歩く姿と出会うことも多い。
だが悲痛な事故が起きた。

東京の地下鉄駅で盲導犬を連れた男性会社員がホームから落ち、電車にはねられて亡くなった。
転落場所の5㍍ほど先には柱が立っていた。
主がぶつかっては大変と、狭まったホームを線路側へと避けた可能性もある。

寄り添っていた盲導犬ワッフル号は転落せず助かった。
とはいえ主が突然いなくなって不安を覚え、消沈してはいないか。
人に関心を寄せず、先を急ぐ人の多い都会。
残された犬の瞳には一体、どう映っているのだろう。

聴導犬、介助犬ともに法律で認められた存在なのに、飲食店などから入店を断られるケースも絶えない。
助けが要る人を支えよう、訓練されたパートナー。
共生への私たちこそ温かなまなざしを備えなくては。


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