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幸せ運ぶ黄色い車のはず、だった、、熊本地震最後の不明者 [世相雑感]

南阿蘇村最後の行方不明者.jpg

黄色い羽根を付けた人を見つけた。
いま強調月間の「社会を明るくする運動」のシンボル。
更生を見守る色としている。
助け合いの赤、森を育む緑に比べてなじみは薄いが、優しい気持ちを広げる色でもあるのだろう。

熊本県南阿蘇村で、土砂に埋もれたその色に息子を探す両親が泣き崩れていた。
熊本地震でただ一人、行方が分からなかった地元の大学4年大和晃さん。
乗っていたとみられる黄色い車の一部が、おととい見つかった。

本震発生時、阿蘇大橋そばを走っていて土砂崩れに巻き込まれたらしい。
捜索打ち切る後も両親は辺りを歩き続けた。
ここだよ・・・。
晃さんの声が届いたのだろうか。
その色を目にした母は、手で泥を掘ろうとしたというが、岩はびくともしまかった。

ボランティア活動に取り組んでいたという晃さん。
黄色い愛車は、優しい気持ちと笑顔を、あちこちに届ける相棒だったに違いない。
両親はきのう熊本県に車の引き上げを要望した。
もう一度、息子に会いたい思いで。

地震発生から100日が過ぎた。
生活の立ち直りが遠い人も多い。
活力を与え、幸せを呼ぶという黄色。
その輝きのような優しさを全国からもっと集め、元気づけたい。


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タグ:熊本地震
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