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南シナ海問題に国際仲介裁判所が明確な判断、想定済み中国のヤンチャ劇場 [世相雑感]

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爆食、爆買いに通じるものがあるのだろうか。
あれもこれも我が物とする中国の姿勢である。
南シナ海のほぼ全域で主権を唱え、その範囲は牛の下のような形。
「赤い舌」がフィリピン、ベトナムなど周辺国の鼻先をなめる。

サンゴ礁を埋め立てて人工島に。
施設や滑走路を整えて、軍隊の配備も進める。
やりたい放題に対して国際裁判がついに判断を下した。
中国の主張に法的根拠はなどなし、と。

習近平指導部は即座に激しく反発した。
判決を「ただの紙くずにすぎない」「法律の衣をまとった政治的な茶番劇だ」と舌鋒するどくなじったことこそ芝居じみる。
対抗するように人工島で民間機の試験飛行までして見せた。

「法に基づく統治」を打ち出していた当の習氏だが、舌の根も乾かぬうちに国内では人権派の人たちを数多く連行し、今も20人以上を拘束したまま。
そして国際的な法治も無視するなら、羊頭狗肉も甚だしい。

中国の空気も同じか。
街頭取材で若い女性が「解決できなければ武力行使もやむを得ない」と答えたのは驚いた。
舌は禍の根ともいう。
世界のリーダーを名乗るつもりなら引っ込めた方がいい。


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