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世界は混沌、核廃絶への道筋は険し、71回目8月6日誓い新たに [世相雑感]

広島平和記念式典.png

夏の風が心地いい。
ふんわり鳥になったよう。
原爆ドームの横にお目見えした「おりづるタワー」を訪れ、高さ約50メートルの展望台から平和記念公園を一望した。
見慣れた広島の街がいつもと違って見える。

上から見たドームの姿に胸打たれた。
がれきの中でやっと立ち、鉄骨で支えられる様子もはっきりと分かる。
「この地でしか伝えられない哀しみ」。
タワーの壁面に示された言葉は重い。

広島を訪れたオバマ大統領もドームをじっと見つめた。
あの日、決意を固めたのか。
核兵器の「先制不使用」を検討していると米紙が伝えた。
相手国への反撃時を除いては使わない、と。

実現への視界は晴れているわけではなかろう。
大統領選を前に「強い米国」を求める世論も根強い。
今なお核ミサイルは常に臨戦態勢にある。
それでも「核兵器なき世界への道筋をつけたい」という大統領の熱意の表れだとすれば、喜ばしいのだが。

71回目の8月6日が迫る。
きのう平和記念式典の概要が発表された。
核保有国の英仏の参加は決まったが、米国は返事がない。
「先に使わない」の先の「永遠に使わない」決意を・・・。
物言わぬドームの叫びが廃絶を目指す風を巻き起こしてほしい。




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