やめます過剰生産、あおり広告 [世相雑感]
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「日本は、義理チョコをやめよう―」声高にアピールする企業がありますよね。
バレンタイン商戦を前に掲載された新聞全面広告が、話題でもちきりになっています。
ナント、広告主は高級チョコレートで有名な「ゴディバ」だったから驚きもひときわです。
一年中で一番の書き入れ時にこのアピールは、墓穴を掘りかねないとの危惧の声があがる。
「誰に何をと悩んだり金を使ったりせず、もっと楽しめる日に」と真実を呼び掛ける。
「本命」だけでなく上司や同僚へ配る義理チョコ文化は、日本特有の習慣らしいのです。
公募のバレンタイン川柳に「忖度(そんたく)がなければ職場にチョコはゼロ」秀作です。
先日の節分では、兵庫県のスーパーが先頭を切って「もうやめにしよう」と声を上げた。
今年から恵方巻きを余分に作らないと宣言したことで話題となりましたね。
商戦が盛り上がる一方、売れ残りが大量に捨てられるという問題も起きているというのです。
「成長しなきゃ企業じゃないけど違和感がある」と、一線を画すことを宣言をされました。
世界では、環境や社会問題の解決、ガバナンスに熱心な企業を選んで投資する手法が広がる。
3テーマの英語の頭文字から「ESG投資」と呼ばれるのはご存じだろうか。
売り上げを伸ばせばOK、従業員の過重労働OKは、もう時代遅れなのだろう。
数字に表れぬ企業のガバナンスが問われている
実際、どれほど売り上げに響くのか気をもむ発言ではあるのだが。
気掛かりなところだが、そもそもゴディバの商品は商戦に乗って
「義理であげるほど安くはない」との声もちらほら本音も聞き取れる。