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節分の豆知識、時代の闇を払う趣旨は変わらない [日記・雑感]

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民放のバラエティーで一つ勉強をした。
渡辺の姓の人は、節分の豆をまかなくていい。
そんな言い伝えがあるそうだ。
平安時代、都で鬼の腕を切り落とした渡辺綱(わたなべのつな)を後世の鬼も恐れるからだと。

「鬼は外」が平安京の闇と深く関わる歴史を思い起こさせる。
もとは宮中で大晦日に営まれた儀式。
四つ目の面をかぶった鬼やらいの役が盾と矛を打ち合わせ、魔を追い払う・・・。
限られた神社で受け継がれる姿が節分の営みとして広まったらしい。

次第に前向きな意味も備わったのだろう。
民俗学者の折口信夫は節分の世の高揚感を「冬が行き詰まって、春が鼻の先まで来ている」と言い表している。
季節の変わり目に健康を気遣い、立春を迎える。
その実感が現代に薄れたのは仕方ないのだが。

ことしは無病息災を願ってかぶりつく「恵方巻き」の商戦がさらに過熱している。
マグロにイクラ、ズワイガニなど豪華具材はバブル期を思わせる。
家族で豆を投げる節分もいい。

いにしえの闇は消えても矛盾だらけの世に鬼はいくらでもいる。
かの国の大統領に豆をぶつけたい向きもあろう。
暦どうり、昼間の日差しには春の訪れを少し感じ始めた。
世界全体の健康長寿を切に願う。


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