SSブログ

熊本城の復興城主制度、地域経済が潤う効果も期待 [世相雑感]

スポンサードリンク




熊本城再建.jpg

城主になってみたい。
歴史ファンならずとも、そんな思いを持つ人はいよう。
フランスやドイツでは古城が結構売買されているらしい。
豪華な椅子に座り、優雅な気分を味わってみたいものだ。

さて、お値段は。
不動産サイトなどを見ると100億円を超す高級物件から1億円以下のものまで、かなり幅がある。
補修や維持の費用が相当かかる物件もあって、実際に購入するには厚い壁が立ちはだかっている。

同じ城でもこちらは1万円から「あるじ」になれる。
4月の地震で被災した熊本城の復興城主制度である。
修復に充てようと今月から募ったところ、3週間余りで1万7千件を超えた。
市内の観光施設が無料など特典もあるが、やはり日本人の城主願望をくすぐったのだろう。

地震から7ヵ月。
避難所は解消され、生活再建は進み始めたが、屋根瓦や石垣が崩れ落ちたままの城の姿はあまりに切ない。
市の試算で修復費は634億円、20年がかりの大事業である。

復興ぶりを見たいと足を運ぶ人が増えれば地域経済が潤う効果も期待できる。
街のシンボルがよみがえり、心から元気を取り戻せた日に、城主たちが口にしたい決めぜりふがあるはずだ。
余は満足じゃ。


nice!(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。