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「やさしい日本語」がグローバル化のカギに、試みは始まる [世相雑感]

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福岡県柳川市で掘割を巡る「川下り」を楽しんだことがある。
1時間余りのコースで岸辺の柳、なまこ壁の建物など水郷の風情を味わえた。
昔ながらのニッポンに触れたい外国人に評判という。

その柳川で緒に就いたのが「やさしい日本語ツーリズム」と題する試みだ。
観光のお得意様の台湾で学習熱が高いのを踏まえた。
不慣れな英語に四苦八苦するよりわかりやすい日本語でもてなしを・・・。
観光地としての付加価値を上げる狙いがあろう。

「いつ帰られれるんですか」よりは「いつ帰りますか」。
「駅ビル」は「駅のビル」。
勉強してきた人たちはちょっとした簡略化や丁寧な言葉遣いで随分、理解を助けられるようだ。
ノウハウを蓄積し、案内人が育てば「柳川モデル」とも呼ばれよう。

かつて海を越えてきた宣教師は漢字に仮名が交る複雑な日本語を「悪魔の言葉」と評したらしい。
現代の外国人にとっても同じだろう。
横浜市は、在住者向けに「やさしい日本語」による広報に取り組み始めている。

外国人の就労拡大の議論も本格化する。
言葉の気配りは私たちの日々の表現力を磨くチャンスなのかもしれない。
「やさしい」には、むろん優しいという意味もある。


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