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時代の進化と変遷、栄枯盛衰、すべては世の習いか [世相雑感]

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産業マッチ.png

マッチ業界の尻に火が付いた。
1975年、100円ライターが登場した。
追って炊事場のこんろもワンタッチ点火に切り替わる。
版図をじりじりと失っていく様は、軸木に炎が移ったマッチのよう。

もはや限界だったのだろう。
先頃、国内最大手の製造元がマッチ事業を手放すと発表した。
兼松日産農林の社名は聞いたことがなくても、縁起物のモモやツバメの図柄をあしらったマッチ箱に記憶がある人も多いはず。

あの当時、マッチとライターどちらで燈したのだろう。
75年のカープ初優勝を祝った、提灯行列である。
広島の繁華街をおよそ2万人が練り歩いた。
近くにガソリンスタンドもあり、主催の商店街関係者は根回しに奔走したとか。

感動的な光景が昨夜、再現された。
25年ぶりのリーグ制覇を記念し、ほの明るい光の列が広島の街を彩った。
裸火だったろうそくは、発光ダイオード(LED)へ。
時代は進化を続ける。

尻に火が付くと思わぬ力が出ることもある。
カープもそうだった。
球界再編の逆風にあらがい、そこから火勢を強めていった。
無理に力を入れれば折れるし、周りが湿っぽいと火が付かない。
マッチどころか人の心の内にも似ている。


タグ:マッチ LED
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