広島きょう原爆の日、全国から祈りの折鶴1300万羽超え [世相雑感]
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庄原市の西城小学校で、児童会が「おりづる教室」を始めたという。
地元紙ヤングスポット欄に今週、6年生が綴っていた。
教える方も教わる方も、笑みがこぼれるのがうれしい、と。
そう感じ取れる心映えがまたうれしい。
折鶴に命を吹き込む原爆忌(平岡しづこ)。
広島の平和記念公園に持ち込まれる折鶴が一昨年、昨年と1300万羽を超えた。
手作りの4羽を携え、広島を訪れたオバマ大統領の逸話が知られたことしは、さて。
注文の品が焼けるまで、鶴でも折りませんか・・・。
そう呼びかけ、色紙を置くお好み焼きの店が広島都市圏に20軒ほどある。
市民グループ「待っとる間に鶴祈る会・ヒロシマ」が始めた運動はこの夏で、はや20年に成る。
ジューと音が上がり、香ばしい匂いが立ち込める鉄板を横目に、真四角な紙を三角にしたり、ひし形にしたり。
何分間か、一心に指を動かす。
どこか、禅僧が心のちりを不断に洗い落とそうとするたしなみを思わせる。
どの日にも増してきょう、千羽鶴の束が手向けられよう。
「原爆の子の像」に、原爆ドームに。
INORU(祈る)の中にORU(折る)の3文字がある通り、心込めた折り鶴は祈りの場にふさわい。
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