トルコでクーデター、日本人が持つ作られたイメージと真逆 [世相雑感]
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エキゾチックなリズムと大人っぽい意味深な歌詞。
庄野真代さんの「飛んでイスタンブール」を今もたまに口ずさむ。
ヒットから38年、かの都市の知名度を飛躍的に高めたのは間違いない。
「おいでイスタンブール」。
歌の誘いは成長を追うトルコの観光戦略にも大いに貢献したはずだ。
わが身内も先頃、関西空港からの直行便で世界遺産の美しい街を巡った。
出会う人の親切さに感じ入り、身の危険は全くしなかったという。
さすがに今は観光どころではなかろう。
軍の一部の決起で市民の前に戦車。
街の上では戦闘機も飛ぶ。
未遂に終わったものの、立ち向かった人も含めて多くの犠牲が出た。
居合わせた日本人も胆を冷やしたことだろう。
ひょっとしたら4年後に五輪を開いていた都市。
イメージ悪化は免れまい。
夏休みの海外旅行ラッシュが近い。
南仏ニースのテロも考えると、世界中に安全な場所などあるのかとも思う。
「光る砂漠でロール」と歌い上げた名曲は後日談がある。
のち世界を旅した庄野さんは砂漠もなく、雪が舞うイスタンブールに驚いたそうだ。
イメージにとらわれず訪れる土地を深く知っておく。
身の安全ののために大切かもしれない。
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